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ダイエット&ボディビルBL「愛と筋」32
※33話までR18指定です。18歳以下の方、そして男性同士の性的な表現に不快さを感じられる方はブラウザバックをお願いいたします。
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「さっさとタンニングローション洗い落として、ベッド行こうぜ」
藤に促されてシャワーを浴び、尚太郎は全裸のまま手を引かれてベッドルームに入った。
その部屋は、藤の体臭と同じ、甘くて落ち着きのある香りに満ちていた。どぎまぎする尚太郎に、藤はボディクリームのボトルを握らせてベッドに横になり、恥じらいもなく開脚した。
「ほら、それ使ってここほぐせ」
丸見えになった入り口を、尚太郎は目を血走らせて凝視する。他人のそんな部分をちゃんと見たのは初めてだが、汚いとは思わない。入り口周りも処理しているのか毛は一本も生えていないし、縁がピンク色で、むしろ綺麗だ。そして、自ら秘部を見せつける藤はひどく扇情的だ。
「じっと見てないで早く指つっこめよ。おまえのデカブツがちゃんと入るように拡げろ。処女だから丁寧に優しくやれよ」
「は、はい……」
尚太郎は手のひらに出したクリームを指に絡め、まず中指から、おそるおそる入り口に差し込んだ。
藤は少し顔をしかめただけで特に動じることもなく、平然と話しかけてくる。
「俺ん中どうだ? 処女だから狭いだろう」
「は、はい……」
「もっと入れろ。指の付け根までずっぽり入れていい」
「……」
「便意はないから直腸にはなんも入ってないと思うが、万一アレが指に付いても気にすんな」
「……あの、ちょっと黙っててもらえませんか」
〈ムキッ! ムキッ! ムキッ! ムキッ!〉
「大胸筋でマッスルビートを刻むのもやめてください」
ようやく黙った藤の中を、クリームを塗りつけるように撫でていく。藤は平気ぶっているが、かなり狭いので、じっくり慣らさないときついだろう。
尚太郎は急き立つ欲望を必死に押さえ込み、時間をかけて指の本数を増やした。徐々に拡がって締め付けがゆるくなり、いやらしく弛緩と収縮をくりかえす柔軟な肉壁をソフトタッチでこすっていく。
「ん……っ、むずむずする」
顔を赤くして喘いだ藤の悩殺的な可愛さに、尚太郎はごくっと生唾を飲んだ。股間が張りすぎて痛い。興奮しすぎて白目をむきそうだ。だめだ。このままじゃ未使用のまま昇天する。沸点を越えたたんぱく質が白いマグマとなって吹き出てしまう。貴重なタンパク質を自爆で消費したくない。いや、タンパク質などどうでもいい。単純に藤と繋がりたい。魅惑の肛門括約筋の向こう側へダイブしたい。
「あの、藤さん、もう挿れてもいいですか?」
「……ふふ、もう我慢できねぇのか?」
「はい」
「俺の中に入りたいか?」
「はい」
「性なる角で、天元を貫きたいか」
「(よくわかりませんが、)はい」
「いいぜ、来いよ……」
許しを得たとたん、尚太郎は前のめりに身体を傾け、藤の中へ一気に自身を沈めた。
「あ……あぁ、ッ」
背中に回された藤の手に力が込められる。
尚太郎は眉根を引き絞った。
(きつ……)
だいぶ柔らかくなったのでもう大丈夫かと思ったが、いざ挿入してみるとまだきつかった。しかしそれは当然だろう。フル状態の尚太郎のものは18cmもある。しかも太くて反っている。
藤の眉根が苦しそうに寄っている。
(藤さん、やっぱり痛いのかな。抜いた方がいいかもしれない。だけど……)
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