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しつこく練習すればそのうち描けるようになる。蝶と蛹を練習中。

ここしばらく「これなら描けます」のネタを増やそうと頑張っている者です。
去年描いていた花の絵の脇役「蝶と蛹さん」ですが、花ほど描き慣れていないので「なんとかせんとな」と思い練習を始めました。

蝶は「これくらいにしといたろ」まで出来るようになったのですが蛹がなあ・・

しかし私は知っています。
なんでもしつこく練習すれば描けるようになることを。

カタチを覚える


まずはカタチをスケッチして理解していきました。
今まで上っ面だけ描いていたのに自分でも驚く。

定形なので市販のバインダーも売ってるし

スケッチブックは使わずA3のコピー紙に描いています。
後でモチーフ別に分類して探しやすいのと、薄いので転写しやすいからです。
A4 だとチマチマするからA3

長いのが偽物
このデザインはアカンやろ

鉛筆はステッドラーのB4からB6。
チビているけど大丈夫。
買い置きあるから・・と新しいやつ使ってたら「なんか変やな」
1ダースの箱で安かったけど「B5の在庫がダブついているのかな」とウキウキで買ったのに偽物でした!
B2くらいの硬さ。
使えん。

色塗るよ


カタチは結構描けるやん・・となったので彩色の練習。
彩色は難しい。
理由は「どういう絵が自分の理想か」と「自分の力で描ける絵はどんなか」の間に断崖絶壁があるからです。
妥協点を探っていく感じです。

(スケッチはあれで良い。昔はすごく細密に描いてたけど、この勢いのある線のほうが好きだから)


最初に描いたのは黄色いやつ
ピンクのは好きに色を付けたらどうなるかの実験
けっこう好き

黄色と右上は透明水彩で描きました。
隣の黒っぽいのは同じ蛹なのにカタチが違う。
「カタチは結構描ける」はホラだったか。

黒い蛹の右と左で描き方が違っているのは、この間にYou Tubeを見たからです。
ものすごくリアルな絵を描く海外のイラストレーターさんが
水彩で下塗り
色鉛筆やマーカーで細かく描いていく
をしていたので真似してみました。

ええんとちゃう?
で、この方向で攻めてみることにしました。

描き方の方向決定


ダイソーの半紙はトレーシングペーパーより安い

その方法で描いた1枚目です。
ちょっと良くなってきたんちゃうか。

You Tubeのネタをもう一つ。
スケッチの大まかなカタチを薄い紙に写して
裏から濃い鉛筆でなぞり
水彩紙に当ててスプーンでスリスリして写すと紙が凹まなくて良い。

そこで何度も写すのが面倒だと思った私は
アクリル板にホワイトボードマーカーでスケッチ
アクリル板を裏返してダイソーの半紙(100枚入り)にB6鉛筆で写し
スプーンでゴリゴリ。
この下絵は数回使えて便利。

細部は資料を見ながら描くので
下絵は同じでも違っている
後で描くほうがよく描けてると思う

隣にこの下絵を使ってもう一枚。
1枚目は線を鉛筆で描いたので、今回はいつものプロパス・ウインドウのグレーで。
線描きはこれが良き。
耐水性だし消しゴムで消えないから下絵の線を消せる。

線のクオリティーも鉛筆より良い気がする。

彩色の手順は最初のと同じです。


アホなのでメモしておかないとどうやって描いたのか忘れる
スケッチブックは10年前の下手な絵の裏側の再利用
白クレヨンはホームセンターでバラ売りしていたぺんてるクレヨン

おーええやん。

手順は

  1. プロパス・ウインドウで線描き

  2. 透明水彩で下塗り

  3. 色鉛筆で描き込み

  4. 透明水彩の追加で暗い部分

  5. アルコールマーカーで薄く広い面補強

  6. アルコールマーカーでアクセントの色

  7. 白のクレヨンでザラザラの質感入れと濃すぎるところを弱める

  8. 白ペンでハイライト

白クレヨンが結構効いていて、暗くしすぎたところをふんわり明るく出来ます。
クレパスだとべったり白くなるのでここはクレヨンで。

しばらくこの方法で練習していきます。

しつこく練習すれば描けるようになる!


使った色

余談

兵庫県伊丹市(空港がある所ね)に昆虫館てのがあります。
温室に放し飼いの蝶がいるので虫嫌いの人には地獄です。
(虫嫌いの人はそもそも昆虫館には行かない?)
幼虫から育てているので蛹も展示してあります。
私にはパラダイスです。

手に止まってくる
この蝶は食べると毒があるので鳥が襲わず
そのため人も怖がらないそうです


サナギさんはクリスマスツリーの飾りにされてた
たぶん生きてるやつ
隣に空っぽのがあったから

そこそこ大きな温室で、植物の管理もよく美しい場所なので、ついでがあれば寄り道してみてください。


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