はがねタイプ強

 マジでゥチのインスタがご飯・旅行先の2択になってしまった。当然嫌な訳では無い。シンプルに焦っているのだ。私が今日やった事と言えば、板チョコとポテチを食べながらポケットモンスターの図鑑を埋めたり、平日の昼間だというのにグレープ学園の生物テスト(期末)に2回落ちてガチギレしている間に、何が起きているのか。
 このように焦っていたが、よくよく考えてみれば何かが起きているのではなく、ただ私がポケットモンスターで意味不明の魚眼レンズを使って遊んでいるだけで、みんなが行動しているだけの話であった。よかった〜。図鑑は今240匹ぐらい埋まっている。誰か、クワッス🪿をいただけないだろうか。本気で図鑑埋めと向き合っている。実は生まれてこの方ポケモン図鑑を埋めたことがない。ポケモンですら顔面派であるのだ。
 ところで、私が人生で1番プレイしたゲームは間違いなくポケモンだ。ポケモンは何度でも熱くさせてくれる。図鑑を埋めなくても、その他のコンテンツだけで充分に楽しめるのだ。周期で言ったら3年に1度ぐらいだろう。書いてて思ったが、新作が出る周期とほぼ同じになっている。ミーハーで申し訳ない。でも、本当に再熱できるコンテンツなことは主張したい。例えるならば、アルゴナビスに出会わなかった世界線の桔梗凛生はポケモン廃人だったかもしれない。否、やはり卵孵化してる桔梗凛生よりも、キーボードを弾いている方が似合っている。

 小学生の頃、浜松町のポケモンセンターに行ったことがある。母親は1番最初のポケモンセンターができた時に行ったことがあるようで、なかなか貴重な話を聞きながら向かった。無印アニメ時代のサトシの帽子が売っていたらしく、私の兄に買ってあげたらしい。2024年の今の私でも欲しいのだが、今でも日本のどこかにはあるのだろうか。
 この時が人生で初めてポケモンセンターに行った日であるのだが、よく覚えている。本当に楽しかった。動悸を疑うほどに心が踊った。ポケモンセンターはすごい、扉に描かれたデカいピカチュウの時点でワクワクさせてくれる。気分はサトシだ。外までレジの列が並んでいて、欲しかったラティアスのぬいぐるみやカイリューのキーホルダーを買ってもらうまでにとても並んだ。と言っても私は並びながらハートゴールドをプレイしていたので、大変だったのは母親の方だったかもしれないが。
 2008年ぐらいの話だったと思うので、ギリギリ新品のルビーサファイアエメラルドも店内に置いていた気がする。書いているだけで、この日の気分が蘇ってきた。タイムマシンに乗り込んで、幼い私に今のポケモンを教えてあげたらどうなるのだろうか。「がくしゅうそうちが無くなるよ」とかは喜んでくれるかもしれない。いや、それよりもホゲータの存在を教えるべきか？戻ってきたら、ホゲータ1匹でとんでもなく人生が変わっているかもしれない。プログラミングの勉強をしている自分が存在するかもしれない。そう考えたら、何もしていない今日が少し楽しくなった。私は私が思っているより、ポケモンが大好きなのだろう。

 誕生日には○○をあげます、というキャンペーンを受けている同じぐらいの子どもがとても羨ましかった。子どもは特別なものに引かれる生き物だ。久々に思い出して検索したところ、なんと今でもやっているらしい。ラブご長寿コンテンツ。浜松町のポケモンセンターは移転してしまったが、今はポケモンセンターの数も増えている。今年は貰いに行ってみようか。なんならハシゴとかしてみるか？今のは嘘だ。もう大きなお友達になってしまったので、そんな子どもの邪魔はしない。十何年越しに、ポケモンセンターのお姉さんに祝われに行こう。そして、ギガデカいホゲータを買って帰ってみよう。みんなのインスタグラムに、突然大きなホゲータを載せて、驚かせたい。これで私のインスタグラムは、ご飯・旅行先・ホゲータに進化する。

 そういえば、一時期ポケモンに関わる仕事がしたかった頃、ポケモンセンターのお姉さんに、ポケモンセンターの店員さんになるにはどうしたらいいですか？と聞いたことがある。詳細は忘れてしまったが、とにかく大変らしい。そのお姉さんも短期バイトかなんだかと言っていた。なるほど、みんなやはりポケモンセンターで勤めたいのか。めちゃくちゃ頑張ったら、ポケモンセンター店長とかにもなれたりするのだろうか？店長になったら、ボーナスはマスターボールなのだろうか。それは困る。

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ダンデが印刷されているフライヤーを切って高校の卒業式に持っていったり、対戦をインスタで配信していた時の写真です。