見出し画像

利用者・介護者の距離感。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は利用者と介護者の距離感について書いてみます。

先日私が担当させて頂いている利用者の娘さんからこんな話を頂きました。
「私は介護に専念する為に来月で仕事を辞めます。でも辞めたらきっと母との距離感に悩むと思います」と。

この方は私が約10年担当させて頂いている方で、娘さんご夫婦と同居をされていますが、娘さんご夫婦はずっと就労を続けてきました。

そして、長らく介護をしてきた結果、最近の利用者本人の調子も踏まえて仕事を辞めて介護に専念することを決めた方です。

このお話を頂いた時に娘さんが口にされた悩みと仕事を辞めるからこそ感じる不安が垣間見えたのでシェアしたいと思いました。

この記事は
・在宅介護をされている方
・親を介護しようと思っている方
・介護について知りたい方

の参考になるように書いていきます。


どこまで手を貸すのか?


利用者本人は女性です。そして介護をしているのも娘さん。

同性だからこそ難しい問題でもあると思います。

これまで長らく本人は麻痺のある身体ながらも出来ることは頑張って自ら行っていました。

しかし、年齢と共に認知機能面の低下や身体機能の低下も少しずつ進んでいきました。

本人は自分で出来ることはやりたいと思う反面、娘さんに自然にフォローして欲しいという気持ちもあるようでした。

娘さんは「手を貸しすぎては本人のプライドも傷つけるし、放って置けば機嫌を損ねるし…」と対応に悩むこともしばしば。

出来ることを取り上げすぎても、手を貸さなさすぎても同性の親子関係はギクシャクしてしまうのかもしれません。

ただ、やってはいけないことは「本人の出来ることを奪ってしまうこと」

手を貸しすぎてもいけない=出来ることを奪わないだと思います。

娘さんは自然と「介護」の本質を理解されているなと感じています。


ストレスとも折り合いを


娘さんはこれまで仕事をしていたからこそ上手くストレスを逃がすことが出来ていたのも事実。

本人との距離感を自然と作ることが出来ていました。

しかし、これから毎日自宅で過ごす中で本人の生活の全てが見えるようになります。

そうなった時にはそのストレスをどう発散していくか?これが仕事を辞める娘さんが直面する問題のひとつです。

本人はこれまでショートステイの利用にあまりいい顔はしませんでした。でもこれから娘さんのストレスを逃がす目的では本人に協力頂いてショートステイを利用することも必要なのかと思っています。

仕事を辞めて介護に専念するからこそのストレスもあるのだと思います。


介護に正解はない


仕事を続けながら介護をするのも、仕事を辞めて介護をするのもどちらでも大変なことには変わりありません。

「何が正しいのだろう」と考え出したらきっと答えが出ずに苦しくなると思います。

一生懸命に介護をされている方こそ、向かい合い過ぎて疲弊してしまうのも事実。

一生懸命な方が気楽に考えられないことも十分理解した上でそれでも一言。

「介護は適当で良いです。」

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

この記事を読んで「良かったよ」という方は是非「良いね💓」お願いします。また、良かったらフォローもお願いします。励みになります。

今日はこの辺で。

ではまた!!

宜しければサポートをお願いします!頂いたサポートは私のクリエイターとしての活動費に充てさせて頂きます!一層のヤル気に繋がること間違いなしです!