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【介護保険】訪問介護による生活援助は必要か??

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は介護保険の訪問介護について書いてみたいと思います。

結論として、ヘルパーが行う「生活援助」って介護保険じゃなくても良いんじゃないの?という意見を書きます。

私自身ケアマネとしてケアプランを作る時も、正直ヘルパーの「生活援助」の必要性を理由付けするのが苦手。。。

では、はじめに介護保険における「訪問介護」について説明します。


訪問介護って何?

訪問介護はホームヘルパー(初任者研修ないし実務者研修を修了している)が利用者の自宅に訪問しサービス提供するものです。
※最近は各市町村が行う総合事業であれば上記研修以外でもヘルパーとして訪問が出来ますが、ややこしいので割愛します。


サービス内容は大きく2つ。

身体介護
利用者自身の身体に直接触れて行う支援。更衣やトイレ、入浴介助など。
または、「一緒に」行う作業も「身体介護」に入ります(一緒に料理、一緒に買い物など)。
※特定の調理をヘルパーが行うことも身体介護に含まれる場合もあります。

生活援助
掃除・洗濯・食事準備・日用品の買い物など生活に必要な家事支援。
要するに、利用者自身が出来ない家事をヘルパーが「代わりに」行うことです。

今回はこの「生活援助」にスポットを当てます。
※通院介助も記事の内容から少し離れるので割愛します。


生活援助の利用の条件


利用者が出来ない家事を支援するわけですが、基本家族が同居の場合は「訪問介護」における「生活援助」は利用できません。

そもそも「元気な方が同居しているならその人にやってもらいましょう。」というのが国の考え方。私もそれは同意です。

ただ、家族も体が不自由であったり障害を抱えていらっしゃったり、または日中どうしても支援が出来ない状況にある方は市町村に相談して「生活援助」が認められるケースがあります。

では、そもそも「生活援助」はどのような利用者が該当になるのか。

基本は「独居」の方です。
老夫婦であっても、どちらか一方が介護保険の認定を受けていなければ利用することは難しいです。

また、ヘルパーによる「家事支援」はあくまで「日常生活で必要な家事」になるので大掃除や屋外の掃除などは該当になりません。

ヘルパーが行う生活援助のメリット

ヘルパーは介護のプロです。研修を受けて介護を学び、専門的な知識を持った上で利用者を支援します。

そのヘルパーが「家事」を支援するメリットは
専門的な「視点」で利用者を観察し家事支援が出来る
という一点だと思います。

家事から見える生活の変化。例えば、以前は自分で出来ていた下膳が出来なくなっている。それは何故か?ヘルパーの観察力で早期に変化に気づく。

それが出来るからこそ、ヘルパーが家事支援をするメリットに繋がると思います。

ヘルパーもプロ意識を忘れずに

少し話が脱線してしまうますが、ヘルパー自身も「介護のプロ」である自覚を持ち利用者の変化に気づく為の知識・視野を磨く努力が必要だと思います。

中には近所のおばちゃんの延長のようなヘルパーがいるのも事実です。
※厳しい表現ですみません。。。


まとめ

以上のような理由から、ただ「家事が大変」なのであれば家政婦さんや有償ボランティアを利用して家事を支援してもらう方が良いと思います。

「介護保険のヘルパーは安く利用できるから」という理由で家事を支援してもらうには、制約も多いですし、自由勝手に利用できるサービスではないことを利用者・家族は理解する必要があります。

ヘルパーという「介護のプロ」がプロの視点を駆使しながら普段の生活の一部を支援する。そうすることで、利用者が自宅での生活を長く元気に行うことが出来るのであれば、それは訪問介護の生活援助が必要です。

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今日はこの辺で。

ではまた!!

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