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【介護保険】認定調査を受けるときのポイント!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は介護保険の「認定調査」を受ける際のポイントを書いていきます。

実は私、介護保険の「認定審査員」です。認定審査員?と思いますよね。

認定調査の資料をもとに市役所で有識者(医師や歯科医師、看護師やケアマネなど)で集まって認定結果を決める審査会「認定審査会」の審査員です。

要するにどうやって介護度が決定されているか知っているということになります。

そんな私が(ちょっとドヤ顔(笑))「認定調査」を受ける際のポイントを書いていきます。

この記事は
・これから介護保険を申請しようと思っている方
・介護度ってどうやって決まっているのか知りたい方
・認定審査会が良くわからない方

に参考になるように書いていきます。


認定調査?認定審査会?


認定調査は介護保険を申請した方の現状を知る為に調査員がご自宅等に訪問し項目に沿って行う調査です。

認定審査会はその調査結果(認定調査票)や介護保険申請者の主治医が記載した(主治医意見書 )を基に、介護度を決める会です。

介護度は認定調査票と主治医意見書を基にコンピューター判定を行います。そこで出た介護度を基に有識者が話し合い介護度を決定するという2段構えです。


介護度ってどうやって決まるの?


詳しく書くと長くなってしまうので、簡単に書きます。

一言で言うと「介護に時間をどれだけ要するか」で決まります。

基本的にはどんなに重度な障害があったとしても、自ら出来ることが多い方は介護度は軽度で下りますし、障害はなくとも他者に多くの介助をしてもらわないと生活が成り立たない方は重度で下ります。

認定調査の項目は全国共通です。更新毎に同じ調査項目の確認を認定調査員は行っています。


認定調査を受ける際のポイント



最初に注意頂きたいのは「介護度が重い方がサービス多く受けられるから~」と調査員に嘘をついたりは絶対にしないでください。

そのような方が増えてしまえば介護保険は成り立たなくなります。

事実を正確に伝えて頂くことを前提に話を続けます。

初めて会う人間に悪いところを見せたくないと思うのが心情だと思います。なので、認定を受ける高齢者は初めてきた調査員の前で普段はやらないようなことをやって見せたり、いつもよりも元気な姿を見せようとします。

初めて会う対象者(介護保険申請者)を調査員は一度で見抜くことは出来ません。元気な様子をそのまま調査票に書きこんでしまえば事実とは異なる結果になりかねません。

可能な限り、身近で生活している方が普段の様子を調査員に正確に伝えてください。

・身体の調子(立ち上がり、移動、寝返りなど一人で出来るか)
・身の回りのこと(食事・排泄・入浴・着替え・整容など一人で出来るか)
・物忘れなど認知症状などは見られていないか
・お金や服薬の管理、他者との交流など普段の様子はどうか

このようなことを普段身近で一緒に生活している方がどの程度お手伝いをしているかが、正しい介護度を出すには重要な情報となります。しっかり伝えていきましょう。


認定を受けて何をしたいのか?

介護保険の認定を受けるということは生活に何かしらの支援が必要な状況だと思います。

「認定を受けて何をしたいのか?」を調査員に伝えてください。

もしわかるなら「何のサービスをどのくらいの頻度で利用できたらどのように生活が変わると思う」という詳細の希望も伝えて頂けると良いと思います。

例えば
「日中は家族も不在で(対象者は)一人になってしまうけど、その間ほとんど寝てばかりいます。週3回くらいデイサービスなど利用して出掛けられたら生活も少しは整うかも…」などと伝えてみてください。

具体的なサービスと利用希望回数などを伝えられるとそれが審査会で反映されることも少なくありません。


まとめ


認定審査員の視点でお伝えすると「認定審査員も人間」です。一次判定はコンピューターですが、二次判定でわざわざ人が答えを出すのはそこがポイントだと思っています。

調査の結果(認定調査票)から申請者やその家族が介護で困っている様子が見て取れれば、例え一次判定で結果が軽度で下りていようとも覆すことはあります。(その逆もしかり)

普段の生活を正確に伝えていきましょう。というのが最も伝えたいポイントです。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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今日はこの辺で。

ではまた!!


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