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福祉に関わる全ての人々が幸せになる社会を実現したい

自己紹介

はじめまして。

僕の名前は牧得生(マキヨシオ)と言います。

現在、滋賀県で障害のある方のヘルパーとして働いています。

福祉業界で働き始めて、12年ほどになります。

これまで、身体に障害のある方、発達障害(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、知的障害と言われる方の支援、高齢者の介護業務などに関わり、色んな方に出会いました。

福祉に関わり、すべてが「最高!!」と思っているわけではありません。

紆余曲折もありました。

けど今、僕は「福祉ってめちゃくちゃ面白い!!」

と心の底から思っています。

それはなぜか?

福祉に関わることで得た価値観が、僕の人生をとても豊かなものに変化させてくれたからです。

その価値観とは

「多様性の大事さ」

というものです。

言葉で書くととても平易な感じですが、多様性の大事さが身に染みている状態というのは、なかなか到達できないと思います。

この「多様性の大事さ」というのは、僕の根幹にあることで、今後も触れていくことが多いと思いますが、今回は深くは触れずに置きたいと思います。

一言だけ加えると、

「多様性の大事さ、を実感することで、大事に思える人が自分の周りに圧倒的に増えた」

のです。

大事な人が、自分の周りにたくさんいるというのは、とても幸せなことだと思っています。


さて、今でこそ

「福祉はめちゃくちゃ面白い!!」

なんて言っていますが、僕はもともと証券会社で営業マンをしていました。

これこそ福祉との関わりなんて、一度も感じたことがありませんでした。

大学を卒業すると、新卒で証券会社に入社。そこで3年間働きました。

テレアポ、飛び込み、、、

毎日300件に電話し、200件のご自宅に飛び込み、、、(飛び込み営業なんて今でもやってるのだろうか??)

契約が取れず、上司に怒られ、株価が暴落しお客様に怒られ、、、(僕が入社した翌年2008年はリーマンショックが起こり、世界的に株価は暴落しました)

それでも、僕は証券営業が好きでした。

それは

「粘り強く続けていると、必ずお客様ができる」

「一生懸命やっていると、必ず協力者が現れる」

という経験を繰り返したからだと思います。

この成功体験は、僕のその後の人生に大きく影響しています。


それでも、福祉の世界に身を置くようになったのは、たまたま知人に紹介された一人の人物との出会いがあったからです。

その人は大学の教授でした。

とある大学で、社会福祉を教えていました。

その人は日本中を飛び回って、研修、講師、啓発活動を行っていました。。。。

アメリカをフィールドにして、社会福祉に関する研究を行っていました。。。

そして、その人は脳性麻痺でした。

自分で自身の身体を自由に扱うことは困難で、ほぼ常に介助が必要でした。

障害があるにもかかわらず、という表現はあまり良いとは思えませんが、一般的に重度と言われるような障害を持ちながら、様々な方面で活躍されているその人を見て、単純に「スゲー!!」と思いました。

僕はそんなパワフルさに憧れ、その人のもとで働きたい、と思いました。

気づけば、証券会社を退職し、その人のもとで働くことになりました。

厳しい人でした、、、

4年間その人のもとで、主にその人の介助を行いながら、日本中、時にアメリカに付いていきました。

その人からは

「人に気遣いをする」

ということのきめ細やかさを学んだ気がします。

身体の不自由さを持ちながら生活しているわけで、その身体の動きを代替して僕が行うわけです。

決して僕が自分本位で行うことではありません。

自分の行動を相手がどう感じるか、、、

そのことを常に考えさせられたと思います。


この後、僕は仕事のフィールドを自閉症の方の支援、高齢者施設、障害のある方のヘルパーと変化させてきました。

(めちゃくちゃ長くなるので、一旦省略)

一貫して思っているのは、やはり

「福祉ってめちゃくちゃ面白い!!」

ということです。


ただ福祉業界に関して懸念していることがあります。

それは、常に人手不足ということです。

もう当たり前のように人がいません、、、

人手不足は、現場職員の方々を疲弊させます。

疲弊すると、他者の幸せなど考える余裕はなくなります。

結果、福祉サービスを利用されている人たちがダメージを受けます。

現場職員の方々は頑張っています。

経営をされている方だって頑張っています。

みんな頑張っています。

けど、なかなか改善されない。


僕はこの福祉に関わる仕事が大好きです。

なので、何とかしたい。

すごく人生が豊かになるお仕事。

なので、いろんな人に関わってほしいと思っています。

世の中の多種多様な人たち。

色んな特技、できることを持っている人たち。

専門的に福祉だけをやる必要なんてありません。(もちろん専業でもいいですが!!)

本業、家事・育児、学業の合間、自身の人生の大事なエッセンスとして、ちょっとだけ福祉を取り込んでほしいと思っています。

たくさんの、多種多様な人々が、ちょっとずつ福祉に関わることで、

・福祉業界の人手不足が改善されること

・関わる全ての人々が、他者に貢献することによって幸せを感じること

そんな社会が実現したいと考えています。

その方法は、色々あると思います。

すでに多くの方々が実践もされています。

僕は福祉に関わることで、人生がより豊かになりました。

ですから、僕もできるだけ福祉に恩返しができるように、これから自分ができるアクションを起こしていきたいと考えています。


福祉はめちゃくちゃ楽しい!!

福祉業界は絶対に良くなる!!

福祉に関わる全ての人々が幸せになる社会を実現したい!!

これが僕の思いです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!

皆さまの今日が、昨日より少しでも良くなりますように!!

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