見出し画像

【なぜ観た】今年観たB級ホラー映画をそれなりに紹介する記事

2020年も残り数日になったね。早いね。
近年オンデマンドやサブスクが充実しているお陰で音楽や映画、ドラマ等がスマホで簡単に楽しめる時代になりました。

どうせお金払ってるんだから、色々覗いてみよう! と軽い気持ちで観た映画がとんでもなかった、というトラップに何度も引っかかっているかいやです。最近はそれが快感になりつつあります。ネタが出来たという意味で。

じゃあその映画の解説記事を丸々書けるか、と言えば書けるわけなくて。でも折角観たしなぁと思ったので総集編として紹介していく事にしました。因みに洋画オンリーだよ。
実際の視聴は覚悟しておきましょう。


テイク・シェルター(2011年)

【あらすじ】
自然災害系サイコスリラー作品!

主人公の男は妻と娘を家族に持つ。
そんな彼は最近、ヤバめの竜巻が襲いかかってくる悪夢に悩まされていた。
その悪夢があまりにもリアルなので主人公は現実世界でも錯乱状態。彼の言動に仕事仲間も家族も友人らも異様な目で見るように。
ついに彼は本当に来るのかも分からない竜巻に備える為、自宅の庭に自作のシェルターを作り始める。妻には理解されず仕事もクビ。それでも男はシェルターを作り続け……。
竜巻の悪夢は予知夢なのか?
それとも主人公が本当に狂ってしまっただけなのか?

見所ポイントは主人公役を演じたマイケル・シャノンの演技力かな。迫力が半端ない。
追い詰められていく主人公の葛藤がとっても見応えあります。

そして何といってもこの映画のラストが衝撃的過ぎる。
映画を観た側に「結末は貴方の想像にお任せするよ……」と右ストレートで殴りかかってくる
本作はとっても考察に溢れる刺激的な作品となっております。


ディープ・サンクタム(2014年)

【あらすじ】
スペイン発の洞窟遭難スリラー!
とある秘境の島でバカンスを楽しむためにやってきた5人の若者たち。
海にダイブ! キャンプ! 酒にクスリ! そして男女のイチャイチャ!
な、5人が海岸沿いにとある洞窟を発見する。
探検気分で5人は洞窟を突き進んでいくが案の定遭難してしまう。
手元にあるのは思い出を写すために持ってきたハンディカメラのみ。
食料・水なし! 1人は脱水症状で死にかけ!
果たして5人は無事に洞窟から出られるのか?

ホラー・スリラー系映画の定番となったPOV式の作品です。
スペイン発というのもあって、『REC』シリーズを思い出させるスリラー映画でした。
とにかく観ていて終始苦しい! 閉所恐怖症が首を横に振って視聴を拒むレベル。そしてあの緊張感! あとPOVを上手く使っていてよりリアルに仕上がっている。
あと出てるキャラクターがみーんなバカ!

これはバカのやりとりを観て楽しむ映画です。


ラプチャー 破裂(2016年)

【あらすじ】
シングルマザーでたった1人の息子を愛する主人公は、ある日突然拉致されてしまい謎の施設に監禁される。
拘束されてしまう彼女。また施設には同じように拉致されてきたと思われる人々の姿があった。
そんな彼らに行われていたのは、その人にとって1番嫌いな物(トラウマになっている物)を与え続ける実験だった。
主人公には大嫌いな蜘蛛を与えられ、動けない状態で蜘蛛を体中に放たれてしまう。
そんな拷問を受ける中、主人公の体にとある変化が現れ始める。
何とかして脱走を図ろうとする主人公。
施設の目的とは一体何なのか。

脱出系スリラー映画かと思ったら終盤に訪れる怒涛の展開に唾液をがぶ飲みしてしまったとんでもない作品。
軽くネタバレをすると、意外な事に本作はSF系映画でした。
恐怖が限界まで到達すると新人類に生まれ変わる、的な感じです。
あと主人公がたくまし過ぎる。こんな状況になったら私は間違いなく舌噛み切って死にます。

ラストも「どひゃ〜?!」という驚きが待ってます。エゲツない不気味さ溢れる作品になってます。予告詐欺とも言っていい。


ペット 檻の中の乙女(2016年)

【あらすじ】
動物を保護する施設で働く主人公の男は、かつて同じ学校に通っていた女性と偶然再会する。男は彼女にアプローチを図るがどれも空振り。最後には「彼氏がいる」と言われて玉砕してしてしまう。
それでもストーカー行動を続ける男は、ある日彼女の手帳を拾いそれを全て読んでしまった。
そして職場の地下に監禁するための檻を用意し、女を誘拐すると檻の中へ閉じ込めてしまう。
殺さない。犯さない。ただ檻に彼女を閉じ込め続けるだけの男。そんな彼が呟くのは「君を救いたいんだ」という言葉。
男の真の目的とは何なのか。そして閉じ込められた彼女は脱出できるのだろうか。

予告編とそのコメントを観れば多少はお察しするでしょう、これは「実は女のほうがヤバかった」系の映画です。
怒涛のドンデン返しが楽しめる展開! 観ていて「そういう事〜?!」と驚きまくり。
あと多少のグロ描写があるので苦手な人は注意。ラストには絶対に頭を抱えるでしょう。
主人公役を演じたドミニク・モナハンのヌメっと(?)した演技力は癖があって良い味出してるし、このヤバめの女を演じたクセニア・ソロが美人でおったまげ。

驚きが欲しい! という方にはめちゃくちゃオススメできる作品です。


【番外編】一生観なくていいやつ

ムカデ人間2(2011年)

【あらすじ】
地下駐車場で監視員を務める主人公の男は知的障害を抱えているが、そんな彼が大好きな映画はあの問題作『ムカデ人間』だった。
『ムカデ人間』に異常なほどの憧れを抱く彼は日々駐車場で人を痛めつけ、秘密の借倉庫へ誘拐していくのだった。
そしてついに集めた12人の男女たち。主人公は自分だけのムカデ人間の完成を夢見て映画の見様見真似でめちゃくちゃな結合手術を施していく。

これはもう数年前に観た映画だけど、紹介せざるを得なかった。
『ムカデ人間』シリーズ三部作の中で最も問題作だと思ってる。1番ヤバイ。倫理なんてくそ食らえなとんでも映画です。
『ムカデ人間』といえばお尻と口を繋げちゃおうぜでお馴染みのホラー映画だけど、2は直接的な続編ではなく、「フィクション映画のムカデ人間に憧れた模倣犯」って感じ。
とにかくグロい。汚い。最低のフルコンボ。
軽い気持ちで観るもんじゃない。ストーリーなんておまけ程度。あまりのグロさに本編はモノクロ編集済みです。『ムカデ人間』はやっぱり一作目が頂点でしょう。3はギャグコメディで間違いない。


総評

実はあともうひとつ紹介したかったんだけど、あまりにも記憶に残らなさ過ぎたみたいで作品名を忘れてしまったよ。
確か脱出系だったんだけど、廃病院みたいな所で主人公の女の子が逃げ回って最後ガラスがバーン! みたいなやつです。心当たりある方は教えてください。

どれもちょっと癖のある作品で、観る人はかなり選ぶ物だと思います。私も前情報無くたぶんどれもサムネかタイトルだけで選んで観ました♡

でもなんかこのB級映画独特の感じが嫌いじゃないんですよね。絶対観たら後悔するって分かってるけどなんか観ちゃう。B級映画のどうしようもない雑さ、エロさ、グロさが変に癖になる感じ。わかる? わかんないか!

やっと消化できて万々歳なので今夜は呪術廻戦のアニメを観てから寝ます😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?