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大好きな介護と向き合う

「中学2年生の時に、”僕は介護をやるべきだ”と思ったんです。」

介護に対して強い芯を持ちながら、朗らかで親しみやすい稲毛さんは、
上湧別にある特別養護老人ホーム「湧愛園」の生活相談員です。

網走市出身の稲毛さん。中学の時に介護の世界を志し、
オホーツク社会福祉専門学校の介護福祉科を卒業後、
介護士として湧愛園に就職しました。

集中して業務にあたる稲毛さん。

現在は生活相談員として、文字通りご利用者さんの生活に関する相談や、
ショートステイの調整など、様々な業務を担当されています。

事務作業が多い職種ではありますが、
ご利用者さんのお顔を見ることも大切にされています。

ご利用者さんのKさんらの女子会に潜入!?な稲毛さん
楽しそうな所だとどこにでも混ざってしまう編集部ぺいちゃん

ご利用者さん一人一人に向き合い、趣味や生い立ちについて、ゆっくりと話を聞いている姿が印象的でした。

ご利用者さんのKさん、Iさんにもお話を聞くことができました。
「この人はねえ、素敵な人だよ〜」と稲毛さんを褒めるKさん。

そうですよね、私もそう思います。

Iさんはカメラが趣味で、編集部フォトグラファーのたくまさよの持っているカメラに興味津々。
さよさんと二人でカメラトークで盛り上がり、なんだかあたたかい空間でした。

カメラが趣味のIさん。今は漢字の点繋ぎにハマっいるそうです。上手すぎる・・・

湧愛園では、お二人をはじめ施設内で長い時間をお過ごしになるご利用者さんに生活を楽しんでもらえるよう、様々な創意工夫を凝らしています。

栄養士の齋藤千香子さんは、
「手作りであること」「美味しいこと」にこだわり、
一般的な普通食・ミキサー食の間に、きざみ・とろみ食を用意して、
ご利用者さんに合ったお食事をおいしく味わってもらえるよう日々メニューを考えているそうです。

他にも、盆踊りや演芸会など、職員の方みなさんで毎年企画し、
準備を重ねて取り組んでいらっしゃいます。

調理室には大きなガラス窓があり、ご飯を作っている様子が見えるようになっています。
バランスよく、おいしく考えられた献立

「湧別はふとした時に目に入る風景が、自然いっぱいで贅沢ですよね」

湧別に長年住んでみて、
最初は「ずいぶん田舎だなあ」と思ったそうなのですが、
生活に不便を感じることは特にないとのこと。

「湧別は子供に優しい町というイメージがありますね。
あらゆる仕事が労働力不足になっているような時代ですから、さらに子供を産み育てやすいようになっていくと良いなと思います」

現在2人の娘さんのお父さんでもある稲毛さん。
休日はご家族でお出かけやお買い物などを楽しんでいるそうです。

将来の目標を聞くと、
「なんでも良いんですか?うーん、、、」と少し考えて、

「湧愛園を担うような存在になりたいです」

丁寧なお人柄に、強い芯を持った、
ずっとお話ししていたくなるような稲毛さんのインタビューでした。

<特別養護老人ホーム湧愛園>
住所:〒099-6501 北海道紋別郡湧別町上湧別屯田市街地336-1
TEL:01586-2-3151


取材者:ぺいちゃん
普段保育園でよく娘さんの送迎をする稲毛さんに会うのですが、
すれ違う保護者や先生みんなに挨拶をされていて。
写真でもわかる通り本当に素敵な方なんです。

写真:たくまさよ

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