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私が何故、福島でデュアルキャリアをスタートさせるのか

前回からの続きです。

私は、会社を設立しました。そして、昨年から少しずつですが仕事を進めています!
それは、前回の内容通り姿勢に重点を置いた地域に根差した取り組みです。
(詳細は、前回の内容をお読みください)

てぞーろ保育園

しかし、故郷でもない福島の地で何故、私がやろうと思ったのか。
それには大きく2つの理由があります。

1.福島の未来を少しでも手助けして年齢問わず、たくさんの方に貢献したい

私は福島に来て3年目になります。東日本大震災の時は静岡にいました。福島の直接的な被害はテレビで見るくらいで細かい情報は知りませんでした。
それでも住んでみて、あることに気付きました。それは、サッカーで夢や希望を与えることも大事だけどそれだけではなく、もっとこちらから寄り添い伝える努力も必要だと感じました。

その理由は、息子と公園に行ったとき子供が外で遊ぶ人数が少ないこと。

福島の子供は震災後、数年は放射能の関係により外で遊ぶことを禁止されていたそうです。それは外で遊ぶという習慣のあった子供には、とても辛い経験だし部屋の中で遊ぶという習慣が当たり前になって当然です。
現在はそれでも公園で遊んでいる子供は少しずつ増えてきているのですが、それでも今までの私が住んできた県の中でもダントツで少ないです。データとしても肥満児率は全国で福島県はワースト5には入ります。

高齢者はみんなで集まるようなコミュニティーが減り身体を動かす場を失いました。それにより部屋から出ることが減り、座りっぱなしによる筋力低下や老化が進み、身体は硬くなり、自立歩行に支障が出たり認知症の人が増えています。更には毎年のように高齢化も進んでいます。

私はそんな福島を見てサッカーで勇気や希望を与えたいとは思いますが、そもそもサッカーがスポーツが根付いていない!
身体を動かすことを忘れた時期がある環境を、現状を少しでも良くしたい。
それなら、自分の経験から学んだ健康促進運動なら役に立てると考えました!
まだ数年しか福島にいない私のようなやつに、何も教わりたくないかもしれませんが、不屈の精神でここまで復興してきた福島に少しでもサッカーだけでなく更に、1人の人間としても価値を高めて貢献したいと考えています。

もちろんサッカーもしっかり頑張りますが。

福島県双葉郡双葉町大字中野字高田39
2.大怪我からチャンスをくれた福島ユナイテッドFCのために恩返ししたい

私は以前から怪我についてお話してきました。その中で腰椎ヘルニアの手術はかなり苦労しました。

またピッチに立ちたい気持ちとパーソナルトレーナーのおかげで身体が動くようになってきたのは12月後半、まだ不完全な状態でチームも決まっていません。
そんな中で、手を挙げてくれたチームが福島ユナイテッドFCでした。
その時期はコロナ禍だったのでzoom対談で挨拶しました。そして、序盤から当たり前のように怪我についての話を聞かれました。治っているかと。

『まだ、完全には治ってません!それでも必ず治します。復帰したらチームの力に全力でなります。』
と言うしかありませんでした。
私の復帰は5月か6月予定でした。開幕は3月なのに。
普通のチームなら検討します。とか、それなら治ってから連絡ください。とか流されてそのまま終わることが多い。
福島ユナイテッドFCの返答は・・・。

『待つよ!治るなら信じる。しっかり治して頑張ってくれ。だから来て欲しい。』

やるしかないと思いました。治らないなんて考えずに治ると信じて自分も逃げ道を作らず向き合いました。そして、絶対に治して恩返ししようと決めました。

2021年移籍後、初めての練習

そして、2021年の開幕戦は間に合わない予定でしたが皆さんのおかげで、なんとかスタメンとしてピッチに立たせてもらいました。
全ては契約が無ければ叶いませんでした。だからこそ、選手としてだけでなく1人の人間として必ずチームにいる間は全力で恩返しします。

  1. ピッチに立ち続けて活躍すること。

  2. このチームを上のカテゴリーで挑戦させたい!

  3. スタジアムに1人でも多くのサポーターを呼ぶためにもピッチ外の活動も積極的にする。

これを、軸に動きます。それには、自分の会社で地域に根差した活動をすることは福島ユナイテッドFCにとっても必ずメリットの方が大きいと思います!
もちろん、サポーターの中にはそんなことしないで練習しろ!試合に勝て!と厳しい声が挙がるのは承知の上です。

それでも、私は辞めません。

何故ならピッチでもピッチ外でも覚悟を持っているからです。誰よりも練習から声を出してチームに貢献しながらも昇格、優勝を目指してる自信があります。
そして、今より更に結果も出さないといけない。
大変なのは理解してます。それでもやります。
まずは、一年やり抜いてみせます!
その先に何があるのか。それは、またの機会にお話します。今回も読んでいただきありがとうございました。

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