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変わってほしくないもの

初投稿。

眠れない、暇な夜だから書く。

東京から福岡に帰省して5日目の夜。

特にやることもないので、色々と物思いに耽ってみる。

例えば、変わっていくものについて

帰省して色んなことが変わっていることに気づいた。
実家の自室の配置が変わっていたり、母の顔が目の手術で少し変わっていたり、家の近くのTSUTAYAが潰れていたり、逆に大きなららぽーとができていたり。

そういう変化を少し寂しく感じた。

なぜかなと考えていく。

思い出はそのままにしておきたいのかなと思った。つまりは過去の美化だ。
懐かしみたい、過去にしがみつきたいのだなと思った。

あの時は楽しかったなとずっと言い続けている大人にはなりたくなくて変化を望み、東京に出た。
ここに居続けるとそうなると思ったから。

自分は変わりたいのに、この場所は変わってほしくないとはとても都合が良いと自分でも思う。

都合が良いのだけれど、変わってほしくないと自分の心が感じているのだから仕方がない。

だから、密かに望む。

変わらないで欲しいなぁと。
未だに自室の机と椅子が小学生用の学習机と椅子であったり、甘いものが苦手なはずの父が正月は必ずぜんざいを食べることであったり。

変化を望む自分が滞在する、変わり続ける場所としての東京に反して、

変わらないものにしがみつける、懐かしめる場所としての地元、福岡であってほしいと勝手ながら思う。

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