2回目の帰国① ~出発の日~
こんばんは。メキシコは今、夜の8時です。
コロナになってから、しばらく日本へ帰っていなかったのだが、去年の年末から先週までは日本で過ごしていた。
久々の日本。メキシコのグアダラハラに住んでいるのだが、グアダラハラから日本までは直行便がなく、アメリカかメキシコシティを経由しないといけない。今回はアメリカ経由。出発当日までにコロナの陰性証明書やらワクチン接種証明書やらの諸々の書類を揃え、足りない書類はないかと入念にチェックした。
「ほんの2、3年くらいまでは何も必要なかったじゃないか!コロナになって、なぜこうも変わってしまったんだ!」と少し不服な自分。
「でも、仕方ない。これをすれば、家族にも友達にも会えるんだから。」と冷静になる自分。
出発当日。フライトは朝6時だったので、通常は3時間くらい前に行けばいいのだが、今回オミクロン株という新しいコロナが発生したことにより、アメリカを経由する際も24時間以内の陰性証明書が必要なことが判明。12時過ぎくらいに空港に着いて、検査を済ませた。
「検査のために鼻に棒を入れるので、マスクを鼻が見えるようにずらしてください」と看護師さんにスペイン語で言われ、
「昨日も受けたんですけど、またですか?また泣かせる気ですか(笑)」と心の中でつぶやく自分。
ここ1か月で検査を5回もした。
1. 出発の2日前(日本の空港に出すため)
2. 出発の6時間前(アメリカを経由するため)
3. 日本に着いてから(陰性じゃないと空港から出られない)
4. 日本を発つ前日(アメリカを経由するため)
5. グアダラハラに帰ってきてから(仕事のため)
「ほんの2、3年くらいまでは何も必要なかったじゃないか!コロナになって、なぜこうも変わってしまったんだ!」と頭の中でリピート。
しかし、無事に検査を終え、結果を待っていると、自分の後に受けた女の子も待合所にやって来た。少し離れた席に座っていたが、話しかけてみた。
「検査が出るのって30分くらいって言ってたよね?」
「そうそう。メールも届くらしいよ。」
気さくに答えてくれた彼女。こういう時、スペイン語を勉強しておいてよかったと思う。現地の女の子とすぐ仲良くなれる。またラテンの女の子は話好きな子が多く、こういう時も全然警戒心を抱かれない。
聞くと、彼女は家族に会いにアメリカのフェニックスに行くとのこと。日本にも行ったことがあるらしく、インスタを交換して写真を見せてもらった。
出発まで時間があったので、しばらく彼女と話すことにした。
「日本はきれいで安全で何でもあるよね。メキシコと全然違っておもしろい。」
日本についてこういう風に言ってくれる人は多い。ありがたい話だ。いつか日本に住んでみたいとも言っていた。
日本好きの彼女。
仕事柄、日本好きの女の子や男の子とたくさん接しているので、あまり珍しいとも思わなかったけど、日本に帰る出発の日にそういう女の子と出会えたのは嬉しかった。
しかし、搭乗手続きの最中に彼女の姿が見えなくなり、結局そのまま会うことはなかった。
Ni modo(ニモド、メキシコのスペイン語で"しょうがない"という意味)
さあ、これから日本に向けて出発だ!
無事に着けるのか!
続きは次回、
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