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ドイツ一人旅|訪れた全19都市それぞれの一言感想

6月末〜7月上旬にかけての1週間で、ドイツへ一人旅をしてきました!学生以来のバックパックでの旅行、最高でした…!!

ここでは今回訪れた各都市の感想を簡単にまとめたいと思います。


ケルン Köln

思ったよりも大都市。でも現地の人たちへはなんとなく安心感を感じた。田舎の都会人みたいな感じ。

大聖堂の規模はやっぱりすごい。夕日〜夜の風景も見たいね。

ブリュール Brühl

アウグストブルク城はまさにバロック建築。フランスのヴェルサイユ宮殿を思い出される。庭園も自然を活かした感じで、一旦道路を挟んである別邸も世界遺産っていうのがなんか面白いよね。まぁヴェルサイユでいいよね、というのは否めないが、時間があるなら見ておきたい場所ではある。まぁ、時間があればで。笑

アーヘン Aachen

ブリュールには悪いが、アーヘンはケルンから日帰りで行くなら絶対に行くべきだと思う。確かブリュッセル・リエージュへの道中でもあるから、ベルギーとの移動の途中で立ち寄ってもいい。

とにかく大聖堂は外観も内部も圧巻。特に内部。世界で最初の12の世界遺産に選ばれたのは伊達じゃないと思えた。

街自体も、特に大聖堂周辺はとても文化的というか、良い雰囲気だった。長居する必要はないが、ドイツ観光・ヨーロッパ周遊観光ではぜひ訪れてほしい一都市。

ケーニヒスヴィンター(ドラッヘンブルグ)Königswinter (Drachenburg)

『ニーベルンゲンの歌』の舞台になった、ジークフリートと馴染みがあるという伝説があるというお城がある街。お城は可愛らしい外観と、竜を押し出した雰囲気なのがむしろよき。ジークフリートの物語、『ニーベルンゲンの歌』が好き(という人はなかなかいないと思うが)という人はぜひ訪れてほしい。

麓の街では、このあたりが名産の白ワインと赤ワイン(”竜の血”)がそれぞれ飲めるのも見どころ。ワイン好きにも楽しめると思う。

コブレンツ Koblenz

移動のため(+酔っ払いと疲れで)駅前しか見ず。意外と都市?

ボッパルド Boppard

朝の電車に乗り遅れたために予定より大幅に滞在時間が延びたが、今となってはそれもまたご縁というか、普通に長時間の滞在で良かった気がする。

街は中心の広場周辺と、特にライン川河畔は可愛らしい部分が多く、のんびりと歩きたい雰囲気。ライン川が大きく蛇行している様子が見れる丘へは、軽いハイキング気分で丘登りをしても良いし、スキーのリフトで乗り降りしても良い。どちらも素晴らしい時間だったし、風景も最高だった。

個人的には、観光インフォメーションセンターのおねいさんがとてもタイプだったのも忘れられないぜ。。。笑

ザンクト・ゴアールスハウゼン St.Goarshausen(ライン川クルーズ)

ライン川クルーズは確かに長時間乗っていても飽きそうだが、今回の1時間半〜2時間ならちょうど良いと思う。のんびりワインでも飲みながらでも良いだろうし、風景を存分に楽しんでも良いだろう。

ザンクト・ゴアールスハウゼンは『ローレライ』の歌・伝説で知られる場所。ぶっちゃけローレライが何かはよくわかっていないが、言葉は知っているし、そういう伝説だの呪いだのは好きだからね。

バスの時間がめちゃくちゃドンピシャで合ったのも好都合で、岩の上へ行った。本当は下から眺めたかったのだけど、まぁライン川の風景をここからも見ることができたし、これはこれで良い時間だったと思う。どローカルなバスに乗ることもできたからね。こういう物語が好きな人なら立ち寄る価値はあるとは思うが、クルーズで岩の正面を通るのなら、無理に降りたり寄る必要まではないと思う。

リューデスハイム Rüdesheim

「つぐみ横丁」という飲み屋?が並ぶ街並みが有名だそうで、それに立ち寄るためだけに下車した。

結果的にはとても良かった。もう少し時間があったらさらにぐるっと横丁を回って写真を撮ったのだけど、というくらいには。そう、写真好きにはたまらない場所なんじゃないかな。人が多いのがネックだけど、”らしい”風景を撮るにはここはとても素晴らしい場所だと思う。周辺の街に宿泊して、朝早くとかに来るといいんじゃないなかな。

フランクフルト Frankfurt am Main

今回はユーロ2024の試合観戦のための滞在と空港利用のために利用。駅は立派だしその周辺の都市かも進んでいたが、その分浮浪者やゴロツキみたいな雰囲気の人も多く、確かに他の街と比べると治安に不安はある。大きな道沿いのホテルなら良いが、細い道に入ったり裏路地に入るようなことはしたくないかな。イメージは、サイバーパンク、SFで出てくる、色々な人種がごちゃごちゃしている街に近い。観光地の方へ行ったらまた雰囲気は違うのかもしれないけれどね。

ローテンブルク Rothenburg ob der Tauber

ドイツでも有数の可愛らしい村として人気だが、ぶっちゃけ、ぶっちゃけね、結構過大広告というか、写真はかなり綺麗にされているのかな、という印象。もちろん、今回は天気が悪かったからというのもあるが、写真が有名なところは車も停まっていて、普通に人の生活があるんだな、という感じだった。

中心部の雰囲気は良かったが、それでも、こうして終えてみると、他の街でもこういう雰囲気は十分に楽しむことができる。特に、南ドイツであれば。

とはいえ、市庁舎の塔の上から眺めた街並みは本当に素晴らしかった。統一感のあるオレンジの屋根の家がぎっしりと並ぶ景色は圧巻の一言。時間があるなら、これを見るためにここまで来る甲斐は十分あると思う。まぁ遠いけどね。笑

本当は時間があれば、城壁ウォークをしたり中世拷問博物館に行ったり、もっとのんびりと街を歩きたかったけどね。時間があれば、そう、本当に時間があれば、ここに泊まって夜の街案内ツアーに参加するのも面白いと思う。

ヴュルツブルク Würzburg

マリエンベルク要塞へ道を間違えながら登り、そして道を間違えながら降りたのは良い思い出。世界遺産に登録されているとは思えないほど不親切な道案内の数々だが、まぁそれもドイツらしいといえばドイツらしいのかもしれない(そう、ドイツは結構不親切、というか、これでわかるでしょ、みたいな感じで結構雑)。

風景はどうしても天気に左右されてしまうからね、ここは晴れている時にもう一度来たい。マイン川と旧マイン橋(アルテマイン橋)、そして旧市街の風景はとても良かったからね。橋の雰囲気はとても良かった印象だけど、街自体は意外と都市化していた気もする。

レジデンツも壮大なバロック様式ではあるけれど、ブリュールでも見たし、やっぱりヴェルサイユと比べてしまう。あまり印象に残っていないということは、そういうことなのなのか。それも、まぁこの日は結構疲れていたからね。無理くり詰めるのも限度があると学んだな。。でも、最後に独特な形をした瓶に入ったワインは買えたからね。これはお土産として十分面白いと思う。まぁこれも、バンベルクやローテンブルクでも買えたけど。笑

バンベルク Bamberg

バンベルクの印象はとてもよく残っている。ここは本当に良い雰囲気だった。そう、ヴュルツブルクの時間を1時間減らして、バンベルクの時間を1時間延ばすべきだった、というくらいには。だからやっぱり疲れじゃない。バンベルクがよく、ヴュルツブルクが個人的にはイマイチだった(合わなかった)ということだろう。

川沿いと中洲からなる旧市街の雰囲気は本当に素敵で可愛らしく、写真撮影が捗る捗る。旧市庁舎も想像よりすごかったし、雰囲気は違えど”ドイツのヴェネツィア”という異名は決して間違っていないと感じた。ここは街歩きが本当に楽しいと思う。地元のビールも芳醇でここならではの味だったな。最後に新市街で買ったドネルケバブも最高だった。

他の街がどうかはわからないが、やはりこういう”ちょうど良い感じ”に旧市街が残って新市街が発展しているところが、一番人も街も良い雰囲気というか、俺個人と合うのかもしれないと思えた。とにかく、個人的にはとてもオススメ・お気に入りに街になった。次があれば、また行きたい。というか、バンベルクはのんびり滞在したい。

バイロイト Bayreuth

基本的には音楽祭でしか注目されない都市ではあると思うが、今回は写真に一目惚れした辺境伯劇場を見るためだけに立ち寄り。そういうの、今回多かったな。まぁいいや。

結果的には立ち寄って良かった。本当に劇場とは思えないほど、でも逆に、劇場と言われると納得できもする荘厳でかつ煌びやかな内装の劇場。この建築によって世界遺産に登録されるだけはあると納得できた。一見の価値は十分にある。周辺の街並みも相変わらず可愛らしくて素敵だったし、石畳なのがいいよね。街の雰囲気はすごく田舎、というわけではないが、穏やかに時間が流れている雰囲気なのも良かった。留学するならこういう街の方が良いかも。程よく便利で、それでいて都市化していないかんじの。

なお、(これは個人的な感覚かもしれないが、)地図で見るより街は広く、劇場や街の中心は駅から結構離れている。歩くと15~20分くらいかかる。

レーゲンスブルク Regensburg

旧市街が世界遺産に登録されている街。雨にスッゲー降られた記憶があるが、ここはドナウ川に架かる橋と橋の入り口の門とがとても良い風景だった記憶。旧市街の雰囲気も好きだった。ここも時間があったらもっとゆっくりしたかった場所。ドナウ川って、そのままハンガリーにつながっていると思うと、それもまたなんかいいよね。そう、あとは旧市街と合わせて世界遺産に登録されているシュタットアムホーフには行けなかったからね。

とにかくここも、次があればまた来てゆっくりしたい場所。なんなら、そのまま東欧を合わせて巡りたいよね。

ミュンヘン München

今回、ミュンヘンには2度立ち寄り。最初に来たときは乗り換えのための立ち寄りで、少しだけ買い物へ。次の訪問では見れるところまで見てまわった。

駅はフランクフルトよりも大きな印象だったけど、街はフランクフルトより安心できる雰囲気。確かに大都市らしい冷たさみたいなのは少し感じたけれど、それでも素朴な感じはまだまだ残っている印象。こっちの方が俺は好きだな。オクトーバーフェストで来たら最高だろうな。次はその時期に来たいし、その時にはアリアンツ・アレーナで試合をみたい。

フュッセン Füssen

オーストリアとの国境沿いに位置する小さな街。ノイシュヴァンシュタイン城があまりに有名だけれど、このあたりはアルプス地域らしいのどかな風景が広がっているのも特徴。

俺の滞在では唯一と言って良いほど天気が良かった日でもあり(結局午前中〜おやつの時間あたりまでだったけれど)、油断してノイシュヴァンシュタイン城の入場チケットが取れなかったための”プランB”として立てた、レンタサイクルでヴィースの巡礼教会まで行くというプランがむしろ大当たり。ここまで歴史的な街並みが中心だったところから、自然が中心の風景をサイクリングをしながら存分に満喫することができた。疲れもピークに達してはいたけれど、こんなにも素晴らしい時間を過ごすことができたのだから、大満足。心地よい疲れというものさ。

ヴィースの巡礼教会もロココ様式を代表する建築ということで、ここまで来た価値は大いにあったと感じた。改めて、信仰の心というか、こういう表現の発想に至るっていうのが本当にすごいよね。真っ白の教会内部というのも、心が洗われると同時に、エヴァの世界観というか、AIの天使の動画というか、”純白の不気味さ”みたいなものも少しあって、それもまた、キリスト教の世界観の美しさというか、ともあれそういう感覚を得ることができた。いや、本当に最高だね、ヨーロッパ観光の良さみたいなものを感じられたよ。

フュッセンもまた、こうして数泊して、お城の風景と自然の風景と、少し遠くの教会や(今回は行けなかった)宮殿と、ゆっくりと巡りたい場所だってことだね。そしてついでに、オーストリアやスイスも巡ったりしてね。ああ、やっぱりこうして考えると、ヨーロッパは時間をかけて周遊するのがいいんだろうなぁ。。。

シュツットガルト Stuttgart

ユーロ2024、ドイツvsスペインの試合観戦のために滞在。しかも泊まったのは隣町なので、実質電車の乗り換えとスタジアムしか本当に利用していないので街の雰囲気は何もわからない。駅は思っていた以上に大きく、長距離列車としない列車の駅がかなり離れている印象。初見には辛い。初めてなら、乗り換え時間は最低でも15分は見ておかないと間に合わない。遅延を考えると、30分見ておいても全然大丈夫なくらい。

シュパイヤー Speyer

まさかのGoogleマップの営業時間が正しかったということで、世界遺産の大聖堂は外観しか見ることができず。2021年に新たに登録されたユダヤ人裁判所にも寄ることができなかったし、大聖堂周辺の街の雰囲気ももう少し味わいたかったので、次があればもう一度行きたい街候補。

ハイデルベルグ Heidelberg

今回のドイツ旅行の締めとなった街。足の疲労が限界を迎えていた+ちょうど哲学者の道の展望地にいる時間にこの旅一番の雨に降られてしまったが、それもまた良い思い出か。

土曜日だったということもあるかもしれないが、ドイツ人と思われる人たちも含め観光客がとても多かった印象。フランクフルトからも近いし、他の都市に比べると観光地として人気なのかな。次は、まずは自分のコンディションを整えて来て哲学者の道をしっかり歩き、旧市街の散策も楽しみ、お城にも登りたいね。できれば天気にも恵まれた状態でね。クネーゼルのお店の雰囲気はとても良かったし、「ハイデルベルク学生のキス」チョコを購入できたのは、目的を達成することができて満足。

今回の旅の総括

旅に点数をつけるものではないとは思うが、120点をあげて良い旅だったと思う。これは計画通り100%まわることができて、しかもそれ以上のことができた、という意味ではない。(自分の凡ミス含め)計画通りいかないことも多々あったが、その中で柔軟に計画を変更し、その計画を存分に楽しみ尽くすことができたからだ。一つの都市を拠点にして回れたとか、他にも良い計画はあったかもしれないが、初めてのドイツで限られた準備時間の中で情報を集めた中では十分だったと思えているし、誰かにアドバイスしたり、次の自分の旅への反省、計画を立てる際に活かせる考え方が身についたと思えばとても良い経験だった。

残念だったことといえば、自分の体が思っている以上に衰えていたことかな(笑)。さすがに学生時代のような強行日程はもうしんどいのかもしれないけれど、この強行日程をこなせるだけの体力と体の強さを維持したいと、日頃の体の維持のモチベーションになる体験にもなったと思う。特に膝に来てしまったのは情けないね。自分の”野望的目標”であるヨーロッパ一周に向けてイメージを膨らませることができたのも大きい。

やっぱり、その国を旅するのなら、その国の言葉は最低限身につけたいとも思えたね。簡単な買い物、バスや電車の利用時のやり取りくらいは、その国の言葉でやりたい。これは、過去フランスできて今回ドイツでできなかったからこそ、より後悔というか、悔しい思いがある。外国語の勉強へのモチベーションも上がったね。ただ触れるだけでなく維持するというのも難しい話だが、これは人生をかけて続けたいことかもしれない。頑張ろう。

改めて、今回のドイツ旅行は我ながら素晴らしいものだったと思う。巡りに巡った美しく可愛らしく、写真を撮る手が止まらなかった街の数、堪能した肉料理とビールとワイン。ユーロ2024の試合も二試合見れたし、うち一試合は、ドイツvsスペインという歴史にも残る屈指の試合を、現地ドイツのホームの雰囲気の中見れたのだから。だからこそ、次に活きる得られたものと反省、みたいなものもあった。これからも旅の良さを発信するとともに、みんなの旅を少しでも良くするための情報を発信していきたいし、その国、自分が見たものの魅力を伝えていきたいし、自分自身の旅もより良くしていきたい。もっと素敵な体験をして、それを発信したいと思えた1週間だった。うん、これからも頑張っていかないとな。

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