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I go to schoolはどうしてtheがいらないのはなぜ?

今回は英語の冠詞について話します。というのも、実は冠詞はとても奥が深い分野で、極めるのは至難の業です。故に面白くもあるので、この記事でその面白さを伝えられたらと思います。

そもそも冠詞って必要?

皆さんも1度は思ったことがあるでしょう、しかし冠詞は必要なんです。超絶簡潔に説明する赤ちゃんが言葉の意味を学ぶ際に大事にな要素なんです。これに関してはYouTubeで「ゆる言語学ラジオ」というチャンネルがわかりやすく解説しているので詳しく知りたい方は観てみてください。

可算名詞と不可算名詞の見分け方

これもめんどくさいポイントですよね。でもこれは大学受験でも問われることがあるのでちゃんとおさえておきましょう。

いろんな判別法がありますが、今回紹介するのは「形がはっきりしているか否か」という判別法です。

例えば、「coffee」は流動性がある液体ですから、当然形がはっきりしてませんよね。なので不可算名詞です。

逆に「cup」は流動性がない固体ですから、形がはっきりしていると言えます。つまり可算名詞です。

他のもfurniture(家具)やmail(郵便物)などの総称を表す名詞も抽象的で形がはっきりしていないと言えるので不可算名詞です。裏を返すとtableやletterは具体的な物なので加算名詞です。

不可算名詞を数えたい時はどうする?

じゃあ不可算名詞を数えたい時はどうするのか?それは可算名詞を使って数えることで解決します。例を見るとわかりやすいです。

「コーヒーを一杯飲む。」

この日本語を英訳するときは

「I drink a cup of coffee.」

と書きます。coffeeをそのまま数えることはできないので、cupという可算名詞を使うことで数えているわけです。

可算名詞をあえて不可算名詞として扱う

これ、ちゃんと解説されていることがあまりないのでここで解説します。

突然ですが、「私は学校に行く。」を英訳してみてください。

「I go to school.」ですよね。ここで質問です、なぜ「school」に冠詞がついてないの?

知らず知らずのうちに「学校に行く」=「go to school」だと思い込んでいるんです。間違ってはないので良いっちゃ良いのですが、そこを突き詰めるのがこの記事なので….。

可算名詞を無冠詞で使うときは目的か量を表します

「I go to school.」のschoolは本来の目的を表しています。schoolの本来の目的は勉強をすることですよね。つまり「I go to school.」には「私は(勉強しに)学校に行く。」という意味だとわかります。

裏を返せば、本来の目的(schoolの場合は勉強)以外の目的で学校に行くときは冠詞が必要なんです。

My mother is going to go to the school to attend the open class tomorrow.
-母は明日も授業参観に来る予定だ。

授業参観は学校本来の目的ではないですから、schoolに冠詞の「the」がつきます。他にも「go to church(礼拝に行く)」「go to bed(寝る)」なども同じ理屈です。

「量」を表す場合は下記のような場合です。

可愛い彼女はどれを選ぶ?
She ate ( ) for breakfast.
1. an apple
2. apples
3. some apple

全て文法的には正しいのですが、正解は3です。なぜか、判別法を振り返ってみましょう。判別法は「形がはっきりしているか否か」です。形がはっきりしている=可算名詞でしたよね。逆を言えば「数える=形がはっきりしている」というわけです。つまり「an apple」と書くと”りんご丸々一個丸かじりした”というニュアンスがあります。「apples」の場合は…もうわかりますよね。以上のことから3が正解になります。
※someは数量形容詞で冠詞ではないので、数えてることにはなりません。

今回は以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございます。




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