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紡ぐ。繋ぐ。変わる。って物語。

日本は、ただの球体の、ほんの一部だった。

『言葉を企画して何が変わった?』

言葉企画して

『言葉の企画2020』の特別報告会。
もう1ヶ月ほど前のイベントになってしまうが、ここに書き記す。

このイベントは、『超言葉術』の作者である阿部広太郎さん
行っている『言葉の企画2020』という連続講座の受講生、いや
『企画生』とのオンライン報告会。

オンラインで開講されている『言葉の企画2020』。
大阪、東京、横浜、京都。
離れていたとしても、言葉は人を繋げる。
地球という大きな星は言葉に勝てないんだなと思った。

告知されていた時から気になってはいたが、学生の定めである
学校行事と連続テスト地獄に振り回され参加できず。
そこで、アーカイブチケットを頑張った自分へのご褒美に購入。
一通りすべてが終わってやっと1day企画生になれた。

(以前、私が書いた『超言葉術』へのラブレター。)


変われるって、進化だ。

今回話を聞かせていただいたのは、阿部広太郎さんと言葉の企画2020の
企画生である稲本朱珠さん勝田彩さん森田健太郎さんの4人。

何もかも、学ぶことだらけだった。

最初の自己紹介から言葉の企画での気づき、言葉を企画して
何が変わったのか。
言葉の企画生だった。言葉を扱う商人だった。
惹きつけられた。気づいたときには、もう終わっている不思議な感覚。
メモをしようと思ってパソコンの隣に置いたノートには
見開き2ページ分、びっしり言葉が詰まっていた。


わたしにとって”企画する”とは 当たりまえを物語にすること
わたしにとって”企画”とは 当たりまえが物語になること

稲本朱珠さんの言葉。
京丹後市「roots」の活動は、高校生や若者との地域交流。
稲本さんの企画は本当に物語だ。高校生も、大人も、
どちらもが主人公になれる。
私もその本を、物語のページを、開きたくなった。


私は、愛を叫びたくなる性格なんです。

勝田彩さんは笑顔でそう話していた。
好きなものだから、伝えたい。そんな愛が溢れ出ていた。
伝えたいからこそ、自分と正直に向き合う。
その上で、「伝わる」ことばを選ぶ。
勝田さんの愛は、だからこそ届くのだと思った。
(キヨスクのゆで卵が食べたい……)


相手が手を差し出してくれれば届く距離まで自分から近づいて、
一方的に押し付けるんじゃなくてお互いが手を伸ばして届く心の距離感

森田健太郎さんが考える遠慮と配慮の違い。
距離の違いと聞いてはっとした。やっと、自分の中で落ち着いた。
今まで自分でも考え続けていた遠慮と配慮の違い。
企画に真っ直ぐに向き合っているもりけんさんだからこそ、
見つけられた答えだと思った。


言葉に傷ついたことがある ならばちゃんと受け止める。
そしていつか 言葉の贈り手になってほしい。

阿部広太郎さんが届けてくださった言葉。
言葉はハグすることも、切りつけることも両方できてしまう。
言葉で何かがあった人だからこそ、こうやって言葉に寄ってくる。
私も、だ。
顔が見えないからこそ、怖いことだってあるし、届けたいこともある。
自分は今、どんな気持ちだろう。
書いて、消して、また書いてを繰り返す。
最初に自分を受け止める。抱きしめる。
受け止めて、初めて書ける。自分を描ける。
阿部さんのような言葉の贈り手に、近づきたいと思った。


変わりたいと、心が叫びたがっていた。


あなたにとって「言葉」とは何ですか?

阿部さんが1day企画生である私たちに言った。

私は思い出を駆け巡った。

決して、武器じゃないし、道具じゃない。
あの時、私は言葉を武器にした。道具にした。
でも、それは違うって気づけた。
かたくもなる。
やわらかくもなる。
傷つけられるし、なおすことだってできる。
突き放したり、包み込んだり、
繋がれる。繋がっている。

言葉とは。

私にとって、言葉とは「枕」だ。


枕があって、安心して眠れる。

枕にも好みがある。
綿だったり、そば殻だったり、ウレタンだったり
高さが違っても、寝付けない。

枕投げは会話だ。
思いっきりぶつけてみたり、優しく投げたり
思いやりがあってこその、枕投げ。
でも、当たる場所でも強さでも
少し狂えば、痛い。
何度も叩きつければ、ケガすることもある。
でも、枕だから。相手の痛みがわからなくて、
ぶつけられたその枕で、痛みを初めて知る。反省する。

枕を学ぶ。枕と学ぶ。
枕を学ぶとき、誰もスーツとか革のコートは着られない。
パジャマだ。
自分を偽れない。パジャマで語ることは本心だろう。
悔しくて、悲しくて、楽しくて、面白い。
だから、よく眠るために、枕を学ぶ。

枕と泣く。枕とキミと笑う。
キミが好きな枕をプレゼントできたらなと、ふと思った。
でも、好きな枕なんか聞き出せないから、自分で探してみようと思う。
キミはどんな枕が好きだろう。
あなたは、どんな枕で眠るだろう。

そう思いながら、よく眠るために、夢見るために、
枕を抱きしめる。


相変わらず、くさい言葉を書くなぁと思った。
でも、私の中で、これが言葉だから。
言葉があって、夢を見る。
それが自分で見つけた言葉でも、誰かからもらった言葉でも
夢や希望、笑顔に繋がってるんじゃないかと思う。


心に言葉を留める

想いが強ければ強いほど、
言葉を届けるのも、言語化するのも 難しくなる。

もりけんさんがおっしゃっていた。
その通りだった。

どれだけ届けたい想いがあっても、そう想うほどに言葉にならない。
感情を言葉にするのは難しい。
ただ楽しいとか、嬉しい・悲しいとか、
その線を越えた感情って誰かに届けたくて、シェアしたくて
でも線を越えた先は一言で伝えられなくて。
もっと知ってほしいと想うほどに、伝わらなくなってしまう。

何より私は、誰よりも言葉を知らない。

文字のギュウギュウ詰め合わせセットが苦手な私は、
今まで「言葉」というものを避けてきたのだから。

だから、向き合う。

自分が初めて出会った言葉や、はっとした言葉たちを
書き留めよう。自分でも使えるようになろう。

小さなルーズリーフに言葉と辞典などで調べた意味を書く。
A5のバインダーに2枚ずつ挟む。
単語帳をノートにしたようなもの。
動詞、名詞、修飾語、ステキだと思った言葉、自分で考えた言葉。

「感じ辞典」をつくってみた。

感じた言葉を書く辞典で、感じ辞典。

このバインダーが「感じ」でいっぱいになったとき、
みなさんのような、言葉を企画できる人になれるだろうか。

                             KaiTO


このような機会をつくっていただき、ありがとうございました。

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