みりんとか、酒とか、醤油とか、どうでもいいから、それよりも先に塩

和食って、つかう調味料の種類、多くない?

和食でつかう調味料のバリエーションが、実はかなり多いと気がついたのは、料理をはじめて1~2年たったころのことでした。

特に初心者の私に鬼門だったのが、「みりん・酒・醤油の配合比率」でした。2:1:1の料理もあれば、3:2:1の料理もある。

レシピ見ないでつくれる人って、全部の料理で調味料の比率おぼえているの?やばくない?

とビビってました。

毎日つくる料理ならまだしも、たまにしか作らない料理のレシピなんて、覚えてられないよ!みんなどうやってんの?!

そんな私でしたが、料理ができるようになって、徐々にわかってきたことがあります。それは

とにかく塩分量さえミスらなければ、美味しくなる

ということでした。

みりん・酒・醤油の比率なんて別に覚える必要はないのです。唯一覚えるべきは

人間の体の塩分濃度とおなじ0.8%にすれば、だいたい美味しくなる

ということ。


よくよく考えると、海外のどの国の料理でも共通している調味料は「塩」です。みりんを使わない国も、酒を使わない国も、醤油を使わない国もたくさんありますが、「塩」を料理に使わない国は1つもありません。

「塩加減」さえ間違わなければ、世界中どこに行っても美味しい料理をつくれる。つまり塩は、料理における世界共通言語なのです。


それに気づいてから、私は塩分濃度だけちゃんと気をつけるようになりました。逆にいえば、それさえ守っていれば、みりん・酒・醤油をはじめとする調味料は、つかう感覚で量をきめていい。(もちろん醤油とお酒は、それ自体に塩分をふくむことを気をつけなければなりません)

なーんだ、料理って簡単じゃん。

ってなります。本当に。

だから、「みりんとか、酒とか、醤油とか、どうでもいいから、それよりも先に塩」なのです。


もっと詳しく知りたい人は、ぜひこの本を読んで。


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