最新作 ジェフ・ベック&ジョニー・デップ 18を語る!
待ちに待ったジェフベック&ジョニーデップ「18」を早速入手。
いや久々音楽を聴いて感動!
一言言わせてもらうとこれはタイトルの18才の時の音楽ではなくジェフベックとジョニーデップが完成させた大人のロックだ。
つまりAORだが一癖も二癖もあるAORだ。
それしか当てはまる表現がない。
たぶん私にとっては3本の指に入るだろう。、
○ミッドナイト・ウォーカー
1999年再始動以来追求するアイルランドの音。
イリアン、バイプスの巨匠、ディビィスピラーンのカバー曲。
伸びるストラト、もはやストラトの静なる音は彼にしか出せない。
ほとんどカバー曲であるがオリジナルと遜色ない出来だ。
カバー曲はディビィ・スピラーン、ビーチボーイズ、スモーティーロビンソン、マービン・ゲイ、ルーリード、ジルベール・ジコー、ジャニスイアン、キリングジョーク、ジョンレノンと多彩。
なかでもビーチボーイズは三曲もカバー。
ジェフベック先生がジョニーデップの尻を叩き、ファルセットをやらせたスモーキーロビンソンのスタンダードナンバー「ウーウーベイビー」はこのアルバムでは白眉。
ベース、ドラムも先生自身が担当。
かってスティービーワンダーやカーティス・メンフィールドをカバーしてきたジェフベックでの本領発揮である。
同じくマービンゲイの「ホワッツ・ゴーインオン」も同様だが、リズムギターの切れに苦労したそうだ。
○ウーウーベイビー
アレサフランクリン、リンダロンシュタット、多数のアーティストによりカバーされてる。
○ホワッツ・ゴーインオン
新しいモータウンサウンズを確立したマービンゲイの名曲。
そして今回のアルバムで特筆なのはビーチボーイズの作品た。
私はビーチボーイズは全く詳しくないのだが、カバーといえないオリジナルな感触である。
○キャロライン・ノー
ビーチボーイズの名盤ペットサウンズからの選曲。
カバーとは思えない哀愁を帯びた極地
そしてジョニーデップの作曲による「ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌」
女優であり発明家であったヘディ・ラマーに捧げた一曲は先生の今回の作品に火をつけたようだ。
○ミス・ヘディ・ラマーに捧げる歌
デップの声はジョンレノンとロジャーウォーターズを足して2で割った声のような気がする。
先生のギターもデイブギルモアを彷彿とさせる曲展開でピンクフロイドを思わせる。
本当はライブ映像で貼り付けるべきのだが、やはり練習不足なのか若干不満が残るので主にスタジオの音源からひらった。
それにしてもジェフベック先生とジョニーデップはいつ頃からコラボを考えていたのだろうか?
それは2016年日本で開催されたクラシックロックアワードがきっかけとライナーノーツに書かれている。
あのジミーペイジと共演とうたれて問題になった曰く付きのイベントだ。
この時、ジョニデと先生が顔を合わせ車やギターの話で盛り上がったとか。
カバー曲中心ということで自分のなかでは、かって
クリフギャラップやロカビリーナンバーをカバーした「クレイジーレッグス」のような作品を描いていたが、全然違っていた。
これは面白い。もう一枚は作ってほしい。
かっては2枚アルバムを作って解散する人と言われた人。、
可能性は少ないけど期待してます¡
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