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夢の本棚⑥〜道尾秀介〜カエルの小指

天才詐欺師、武沢が帰ってきた。

販売実演士として過ごす武沢の前に現れた中学生活キョウ。彼女の依頼に衝撃を受けた武沢はもう一度仲間を集結、最後の大博打を仕掛ける。

(談)
前作カラスの親指の続編を読みました。小説、映画と共に騙された道尾秀介の傑作。
解説にもある通り、これはひょっとしたら道尾氏は映画を観て思いついたのではないかと思うぐらい映画を感じさせる作品ですね。

映画で武沢竹夫を演じた阿部寛のイメージががっつり重なります。
道尾氏の作品はメタミステリーなものと人間ドラマ的なミステリーとありますが、この作品はもちろん後者です。
まさに人の心こそ最大のミステリー。
それにしても鮮やかな逆転劇は最大の醍醐味ですね。
ぜひ一読を。


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