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ウィッシュボーン・アッシュ〜ハードロック+トラッド+プログレ+ウエストコースト?

プリティッシュロックは本当に奥が深い。
それはイギリスという国にもたらした20世紀のロックというジャンルは未来からみて英国史に残るのではないだろうか?

筆者はプログレオタクだが、だからといってプログレが本命ではない。
適当に選り好みして単に聴いてるだけなのである。
さてその中でもこのウィッシュボーンアッシュはかってステイタス・クォーと並びブリティッシュロックの国民的ライブバンドといわれた。

○ウィッシュボーンアッシュ
得意のブギーナンバー、ジェイルベートを演奏する彼らはまだ21歳という若さだが、既に完璧だ。

オリジナルメンバー
アンディパウエル、テッドターナー(G)
マーティンターナー(B)
スティーブアプトン(D)


これだけ聴くと一般的なブリティッシュロックバンドである。
ツインリードギター体制で一際印象濃いリーダーのアンディーパウエルの弾くフライングVは数多くのハードロックに影響を与えた。
あのマイケルシェンカーもその一人。
フライングVて見た目もインパクトあるわな。

彼らのトラッドやプログレの影響は初期から滲み出ていたが、2枚目の作品、「巡礼の旅」と3枚目の「百眼の巨人アーガス」でピークに達する。
トップ画がそのアルバムジャケットである。
ピンクフロイトのジャケでお馴染みのシプノシスのもの。
特にこのアーガスはアーサー王伝説を盛り込んだコンセプトアルバムであり、隠れプログレでないだろうか?

○アーガスの最大のヒット曲「キング・ウィル・カム」を演奏するウィッシュボーンアッシュ。
もはやオリジナルメンバーはアンディパウエルのみ。

○同じアルバムから「剣をすてろ!」
ツインリードギターの名曲といわれた。

彼らのツインリードギターを気にいったプロデューサー、ビルシムジクは1974年「永遠の不安」を手掛ける。

○ペルセポネ
キングクリムゾンの「ポセイドンの目覚め」を思わせるメロディのプログレっぽい曲

シムジクはあのイーグルスの名盤「ホテルカリフォルニア」もプロデュースしてるが、ジョーウォルシュとドンヘルダーの哀愁なツインリードは何故かこのペルセポネあたりを感じてしまう。
シムジクがウィッシュボーンアッシュのように弾けとかいったかどうかわからないが、ダメ押しでもしただろうか‥

彼らはこれを機会にアメリカでの活動に移行するが、大胆なアメリカンロックへの変身はうまくいかず80年代はイギリスへ舞い戻る。以後アンディパウエルのみを残して今なお活動を継続してるのである。

それでは最後にデビュー当時からステージで取り上げている名曲フェニックスを。

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