不思議の国のアリスちっくな休日〈上〉
前回、記事に書いてスッキリしたおかげか、割と軽やかに生活できている今日この頃。(家族で参加したスポーツイベントも楽しめて、誘ってくれた息子の同級生ママともLINE交換できた!やったー☆笑)
なのでそんな軽やかさを失速しないべく、べくべく今回は心に滲みた出来事を綴ってみようと思います。
この前の日曜日、5歳の息子と公園に行った。本当は旦那と下の子も一緒に出たかったけれど、二人とも絶賛昼寝中で起きる気配なし‥ということで息子と二人で公園デートということになった。
時刻はすでに3時過ぎ、今から遠出はできない。どうしよう、どこの公園行こう‥と考えてみて思い出した。そういえば、割と近くに最近行ってない公園あるじゃん、と。そこならボール遊びもできるし遊具もある。
さっそく公園に着くと、息子が「ここの公園覚えてる!」と言った。「うさぎがいた公園だ!」 うさぎ?うさぎなんていたかなぁ?それは動物園行った時のことじゃない?そんな風にやりとりしながら、芝生の広場でサッカーやキャッチボール、かけっこ(私は一回走っただけで休んだ)をした。一時間ほど広場で遊んだあと、少し離れた距離にある遊具エリアまで歩いていった。
たどり着くと、大きな遊具は修理中で使用できず、幼児用の小さな遊具のみ遊ぶことができた。息子はちょっと不満そうだったが、ゆらゆら揺れる飛び石的なものに立つと夢中になって遊びはじめた。
私は目の前にある遊具を見て驚いた。
「え、この遊具、こんなに小さかったっけ!?」
感覚的にとっても小さく感じたのだ。息子はまだ飛び石に乗って遊んでいる。私は近くにあったベンチに腰掛けて、スマホの写真データを調べてみた。あった。この遊具で遊んでいる写真‥息子が2歳の頃、日付は3年前になっていた。写真の中の息子は、すべり台をするために階段を這って登っていた。足元は覚つかず、頼りなく。それが今目の前にいるリアル息子はどうだ。飛び石からジャンプして、すべり台で遊ぶために写真と同じ階段を力強く駆けていった。
うわぁ‥うわぁ‥なんていうんだろう、懐かしくて誇らしくてすっごく嬉しい。
その頃の写真を何枚か見ていると、草むらに佇む茶色い毛をした小さなうさぎが写っていた。くりっとした瞳で用心深くこちらを見つめている。
その瞬間思い出した。いた。うさぎは居た。確かに居た。
〈次ページに続く〉
愚直なままに核心を突いてしまいたい。でも、人は自分以外のヒトに図星なんか突かれたくない。 つっこみどころ満載の人間関係で、心の折り合いをつけるために書いてみます。大人って面倒くさい。