連ちゃんパパを読んでみての感想と色々

最近twitterなどで話題になっていた漫画、『連ちゃんパパ』を一気読みしました!

ヤバイヤバイとは聞いていたけど、そんなに期待せずに読み始めました。

いやぁ、ヘビーな内容で確かにやばいね!絵がとてもほのぼの系なのも手伝ってサイコパス感が増して救われない話だったよ。

簡単に概要を説明すると、『パチンコ漫画雑誌の連載作品ではあるが、パチンコのテクニックよりも真面目で善良な教師であった主人公がパチンコにのめり込むことにより救いようのない卑劣漢へと堕落していく描写に重点が置かれている。(Wikipediaより)』

元々は、教師の主人公は息子と妻と暮らしていたが、突然妻が蒸発。借金取りが登場し、どうやら妻はパチンコ狂いで有名らしく、300万借金していた。その妻を捜すべく金のない主人公『進』はパチンコで金を作り、息子と妻を捜しに行く。

という内容が冒頭だ。ちなみにかなり前の作品です。最初は主人公もまあ普通の人だったけど、仕事もクビになるしでどんどん壊れていく。

妻を見つけるけど、妻は他の男といてまた姿を消していく。

借金取りの家に居候してパチンコばかりの生活を送る進だが、ここらへんから鬼畜な人間性が次々と出てくる。

例えば、借金の取立てをする話があって、進のやりかたは債権者の子供が学校に行くのに着いていって、周りに「○○ちゃんの親は300万円も借金していて返してくれませーん!」と大声で言い、いじめられて帰ってきた子供に「親に借金返すように言った方がいいよぉ」と言い、親に返済させるエゲツナイやり方をした。ちなみにその結果、一家心中した親子もいる(一命は取り留めた)。

人の恩につけこんで騙してお金を得てはパチンコをする日々を過ごす。

とうぜん何度もパチンコを辞める宣言をするけど、結局は辞めれずに堕ちていく。


こういう、闇金ウシジマくんみたいな内容なのに、4コマ漫画のコボちゃんみたいな絵のタッチで描かれているので恐怖すら感じるギャップがある。

主人公は出会った人をどんどん不幸にしていくが、その分誰かが幸せになるという事が無く、この漫画には幸福が極端に少ないし、善良な人がほとんど出てこない。パチンカスがどういう思考なのか、この漫画を読めばなんとなく理解出来ると思う。

陰々滅々な気分になりたい人、

目先の小さな自分勝手な目的のために、他人を取り返しが付かないくらい騙すことを平気でやれる精神破綻者が主人公の漫画、

そういう作品が好きな人にはぜひオススメしたいです。

これを読んだ人は、コロナの緊急事態宣言のときでも開いてるパチンコ屋にパチンカスが殺到しているのを充分理解できると思うし、私が以前パチンカスについて書いた 『元スロプロの私が、パチンコ、スロットをまったく打たなくなった訳』『理解されないパチンカスの思い』 も理解出来ると思う。


こっからは少し話がそれます。


この連ちゃんパパの面白いのは、この主人公はパチンコをするまでは教師を務めるごく普通の人間だった点だ。そういう人ほど危ないのだ。

この主人公が、遊びをほとんど知らずにずっと真面目に働いてきた職場の上司をパチンコに嵌らせ、借金をするようしむけ、妻とコツコツ貯めてきた金や、店の売り上げにまで手を出させて、その店ごと奪い、「遊びを知らない真面目なやつをパチンコに嵌らすなんて簡単ですよ(笑)」と言う話があるんだけど、まさにそれは言えてるなと思う。ギャンブルの世界では若いときに遊びを知らない人ほどタチが悪い。

ギャンブルの世界は、いわゆる一般人の常識というものでは考えられないような世界なのだ。それを知らずに一般的な常識にゴリゴリに染まった人がギャンブルにハマると、本当に落ちるところまで落ちていく。 「俺はこれまで真面目に立派に生きてきたんだ」という自負がある分、余計にギャンブルの不合理を受け入れられないのです。私はそういう人を何人も見てきたよ。遊びを知らないで歳を重ねた人間は遊ぶことが下手!!というか自分が遊べない人間になっているということにも気付けてない。そういう人が定年とかで仕事を終えた後に趣味がなくてすぐにボケたり、家での時間の使い方が下手で熟年離婚したりするんだろうなーと思う。

人生で遊びが足りてなかったなと感じてる人は、今からでも遅くない。たくさん遊ぶべきだと思う!! 私なんかいわゆる普通じゃない人生を送ってきてるから、そういう遊べない人の気持ちが一切分からない。例えば、バイトなり仕事で夜勤を経験したこと無い人とか結構居るよね。私が夜勤してたときは始発で帰って近所の松屋で朝定食と瓶ビールを注文して一杯やって帰るのが好きだったけど、そういう今から出勤するサラリーマンを横目に酒を飲む経験をしないで死んでいく人は結構いるだろうと思う。もちろん経験しなくても良い事だけど、夜勤明けに朝から飲む感覚をまったく知らない人生じゃなくて良かったと思っています。


中小企業の経営者や上司にも、ほとんどその職種・職業しか経験してないって人が多くいます。彼らはその職種や狭い世界しか知らないが故に、自分は社会経験豊富だと思いこんでしまいます。で、私みたいな人間に対して「社会を知らない奴だ」とレッテルを貼りたがるのです。実は自分も世間知らずなのにです。 

彼らは出会う人種もまともな人が多いから、将来を見据えてあえて風俗嬢やずっと夜の仕事をしてる人や、全身刺青なのにまともな考えを持ってる人や、まともな仕事につかずに一生どうにかこうにか生きていこうとしてる人など、一般人とは違う価値観や考え方を持ってる人が結構いることを知りません。私が思うにそういう人がいまだに、 鬱は怠けてるだけ とか LGBTは異常だ とかの偏見を持っているのでしょう。正直私は周りにLGBTがいても何も感じませんし、偏見のへの字も感じません。だからLGBTで偏見に悩んでる人をあまり理解できません。そういう世間からの偏見で悩んでる人は狭い世界しか知らない自分は社会経験豊富だと思いこんでる人と関わらないようにするしかないと思う。彼らは死ぬまで自分が正しいと思い込んで生きていくからね。 私は親友がいきなり「実は俺、男も好きでこの前も男とセックスしたんだよね」と言い出してもマイナスな感情は一切持ちません。


遊びの失敗は若いときにしたほうがいい!

歳とって若い時では得られなかったような大金を得てパチンコやギャンブルにハマる人、風俗やキャバクラにハマる人は取り返しが付かないとこまでいきます。

特に投資系はヤバイ。株、FX、先物等ね。あれは金額が他とは桁違いだし、そういう人は仕事とかで今まで成功して来てるという自信があるから、なかなか負けを認めれなくてどんどん金をつぎ込んでいき全て溶かしてしまいます。若いときならせいぜい数十万だから、まだまだその後の人生で余裕で取り返せるけど、こういう人らは数百~数千万円と有り金を溶かすまでやるから本当に詰みます。

俺は若いときにFXで損切りせずに行くとこまで行き大金を失ったけど、今ではその程度で済んで本当に良かったと思っています。

キャバクラや風俗もそうです。若いときに性的にハメを外して遊んだことのない大人ほど異常にハマる傾向にあり、性への執着心がすごいと感じます。


 それ以外でも、SNSを見てるとやたらと都市伝説や陰謀論を信じ込んでしまってる人や、ぶっ飛んだ有名人のゴシップを信じ込んだり、異常な政治批判を信じ込んでアベアベ言い出しちゃう人にはそういう共通点があるんじゃないかと私は思います。

狭い世界で生きている若いうちはそういうのを信じてしまうのはしょうがないと思います。私も中学生のときは陰謀論や都市伝説を「これは本当なんじゃないか?」と思っていたりもしました。

それから大人になるにつれて、遊びを覚え、色んな人と出会い、世間のあらゆる部分を知るとSNSの情報を見分けれるようになっていきますが、狭い世界で生きて行く事が真面目で良い事だと考えて生きてきた大人は、それらから真実を読み取れないで頓珍漢なネットの情報に流されてしまうのです。

そうならないためにも遊びは大事です。現実問題として仕事ばかりで今は遊べない人は、せめて自分が狭い世界でしか生きれて無い事を認識することから始めるのがいいでしょう。

それが認識できれば、仕事から解放されて時間ができたときに人生を台無しにする罠から回避できるはずです。



遊べなくても、遊ぶことが苦手にならないように生きていきましょう!!


政治的な話、都市伝説、陰謀論の話ももっとしたいですが、キリがないのでおわります。


では!




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