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非食品がリアル店舗で売りにくくなるわけ

小売業をしていると『コロナの影響で売れなくなった』なんてやり取りをよく耳にする。

確かに、外出が減った影響や経済悪化による節約志向、ECサイトの需要増など様々要因がある。

特に顕著なのはアパレル系商品。

一番の原因は副業ブームによる個人の参入ではないか。

昨今ではアマゾンやフリマサイトなどを使った個人物販のノウハウが出回り、中国輸入の代行業者を使えば簡単に輸入も出来る状況になっている。

目利きの出来ない素人参入が増えた事で、消費者の選択肢は増える一方で、損切りによる販売価格の低下まで起きている。
消費者の目線で言えば選択肢が増えて安く買えるんだからこれほど良いことはないが、デフレを加速させる状況である事には間違いない。

リアル店舗ではこの状況を踏まえた販売戦略が必要。
『差別化』『付加価値』『価格』今まで以上にこういったものをコンセプトとして商品に落としていかないと厳しい。
実際、個人物販をしている人の方が店舗のスタップよりよっぽど考えていたりもする。

業界人として個人に負けない販売戦略をしっかり考えていきたい。

又、複合的な商品ジャンルを揃える店舗はそういった状況はアパレルに限った話ではないので、勝ちやすい商品ジャンルとそうでない商品ジャンルそれぞれ販売戦略を練っていく必要がある。

EC勢力に個人が参入し、リアル店舗との競争激化、いずれにしても流れの変化はチャンスも多い。

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