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正≠善(2022年2月)

ミュージカル刀剣乱舞 江水散花雪

2月15日(火)18:00@COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
原作・メディアミックス含めて、この作品の一般的知名度は今どのくらいあるのかしら。
「正しい歴史」を「まもる」なんて、使いみちで大変きな臭くなるテーマを抱えている作品だけれど、今作は、「正しい」≠「善い」を積極的に書いたものとして受け取った。そして、それでも生きていくほかないってことも。でも決して唯々諾々と受け入れるわけじゃないぞという意志も。この方向性はとても嬉しかった。
声には出さずに慟哭したシーン:
・井伊直弼と吉田松陰の前向きな出会い
・結果生まれた架空の日本で設立される公立学問所(幕末各国の雄から弾左衛門まで机を並べるという……)
知ること、寛容であることに全幅の信頼を寄せている自分が、観ることで浮き彫りになるのもおもしろいところ。

中之島香雪美術館

企画展:中国の漆器
ポスターを見かけ、友達の到着を待つ間いってみようと。風が吹いてて寒かった道中、なんと雪も舞った。この頃の感染状況はとんでもなくて、わたしはここで遊んでていいんだろうかとビクビクしつつの日程だったことをここに告白します。
さておき展示。厚塗り・重ね塗りの技法がすごくて見入ってしまった。螺鈿細工もたくさんあって眼福。
茶道と縁の深い美術館とのことで、その道では有名であろう茶室が館内に再現されており、これがまた見ごたえあるの!映像と音で時間と季節の移り変わりを疑似体験できるようにもなってるし。
ここまで盛り上がったのは、茶室における本歌と写しの解説を読んで気分が高まっていたせいもある。曰く『写しは本歌に忠実であることが求められ、本歌が万一失われた場合、写しの中から最良のものを移築することになっています。』わあ。
立体の茶室見取り図がいくつも残されている理由もここかなあ、と合点がいったのでした。

【中止】Reading Pop 青い鳥

2月11日(金)@ヒューリックホール東京
生演奏付きの歌と踊りと芝居をするものだったようだが、感染症由来の中止。まあしかたない。そしてちょっとホッとしている自分もいた事実。
ビジュアルものすごく好みだったな。バキバキした色遣いのメルヘンコスプレで。また何か機会があれば、ね。
怖いもの見たさで梅津くんの歌を確かめたくはあった。下手じゃない。下手じゃないんだよ。