【全文無料】3T×ドラグスザーク×???
こんにちは、最近記事を書きすぎて本格的に持ち合わせの形容詞がなくなってきた、kaisindonです。
最近長い事掘っていた「令和デスザーク」。
今回はまた、このデッキに確変が起きてしまいました。
早速簡単に紹介したいと思います。
(ちなみに「令和デスザーク」にかわるデッキ名募集中です)
【新リストと構築過程】
まず目に留まるのは、オカルト枠が一新されている事でしょうか。
かわりに入っているのがこちら「暗闇の裏闇市(ダグラン・バザール)」。
調べた所直近では青黒ゼーロに採用している方がいたようです。
オカルトがオカルトであった意義は「降凰祭」の無月条件を残したまま「破壊の儀」を無料で達成できる点にありましたが、このカードは「ドラグスザーク」前提であれば同等の札として扱えるだけでなく、なんと同じ役割で使った時「6ドロー」がついてきます。
代替コストに使用するのは「タップ」であり、テキストは長々書いてありますが、要は「降凰祭」に全く干渉しません。
この札の採用が何を意味するか・・・
思いついた時の私の脳内は以下のような感じです。
「①龍獄殺→山見ながら②降凰祭→③裏闇6ドロ→破壊の儀任意回収→④・・・🤔スコ?」
「降凰祭は実質山圧縮だし、その上での6ドロは流石になんか引ける。引けなかったのを破壊の儀で回収するという見立ても現実的・・・😮スコー?」
「ドラグス破壊すれば1回目の後でも墓地に降凰祭2回分条件貯められるしな・・・😲スコー」
「裏闇って破壊の頭数任意で決めちゃっていいの・・・🫢スコラ?」
「ドラグスまで呪文カウント入れられるしな・・・🥲好こ、好こ、好こ」
「好こーらー😭!!!!」
そんな訳で、水族館の再建を目指して、この山を調整する事になりました。
オカルトは野良で零龍卍誕が見える点で、普遍的な性能を切っても闇市が完全上位互換、という訳でもないですが、細かい部分はひとまず切り捨てつつ、まずは闇市をオカルトとして認識する体で対戦してみました。
対戦に先立って、いつもドルスザクでエンドしている場面は普通降凰祭条件を達成しており、一旦スコーラーまで回せばターンを回す事によるデメリットも消せる、との見立てから、ドルスザク枠を全抜きしました。
マノミなども採用検討しながら、まだ数戦の対戦数ながら行き着いた形が現在のものになります。
スコーラーはできれば4取りたいですし、ゴンパも4あるに越した事はないですが、(メラヴォは)使用時の裏目もあるものの器用に立ち回れるかなと思って、少し盾回収枠に振っています。
また、現在の形ではボルドギケアになっていないものの、フィニッシュカードとしてナンバーを採用しています。
過剰に引いたドローを捨てる札や、いつものそれぞれ対応力のある各種ドルスザクや、高出力のバタイユ、バケドゥ等のメタ、打点補完のジグス、こういった札の話は、減らしたくない魔導具枚数などはあれど本構築は後からでもカスタマイズしやすいと思ったので、とりあえず、一つの完成形を考えてみました。
本構築ではスコーラーでエクストラターンを取れる事に加えて、(破壊札が即時墓地に変換されるとは限らないものの)山札を引き切ってしまう事も可能になっています。
これが最終到達点ではなく、まだ取れる構築の選択肢はあると思うので、良ければ本基盤を読者の皆さんにも共有して頂き、可能性を模索していって頂けたらと思います。
【盤面サンプル】
DMvaultでの対戦時の様子(コンボ成功例)を少し載せておきます。
感触を確かめたという感じなので細かい気配りはしていませんが、ドラグスの出力がイカれなので、打点が死活問題になる気配は無さそうです。
ハンドが枯れても墓地メタがない対面や、まだ早いTである場合、バザールのドローや裏闇+破壊の儀で手札を補完した上で、魔導具反応のドゥベルや、裏闇の出力で持ってきた手札で再生が効くのはこれまでに無い強みでした。
ループチックな話は一旦横に置いておきます。
ナンバーだけだとボルドギや絆の革命ゼロトリガーは止まりませんが、エクストラターンを取ってラビ投げからの全ハンデスを狙う事もできますし、撃たれた(零龍採用だと撃たれやすい)メンデルを逆手に取ってゴキーンで積む事でも、カツやロージア星樹無しならゴキーン1枚だけでケアできたりします。
これらの補助として、フシギバースやムゲンクライムを入れる手もあるでしょう。
【12/7追記部】
執筆後このデッキは野良対戦で楽しく遊ばせてもらっていますが、今日までのフィードバックを記しておきます。
1、45枚基本構築
私が好んで使っていたタイプです。
カウンターSTとしてそもそも捉えていない上で、バケドゥの採用で魔導具枚数を減らさずに多少とこしえ山に届くようになります。
ラガン1枚については、〆のドルスザクであるだけでなく、ゲームを通して腐りにくく1枚絡めるだけで優位に立ち回れる場面が格段に増える為採用しています。
(卍月周りの裁定についてはっきり判断ができなかった箇所は今確認中であり、正式解答次第では特定対面の勝率に影響が出る可能性があります)
2、ボルドギケアを目論んで
45枚構築のナンバー枠を試練、スコーラー1枚をメラヴォルガルとしています。元々これらの枠は魔導具枠ではないので、45の基本基盤からの魔導具総枚数の減少はありません。
このリストではやはり、他でもなく「神の試練」が一際目を引いています。
裏闇でスコーラーを投げるTには山を全て掘り切っている事、
スコーラー採用ではこのデッキが高い確率で回る安定Tである「4T目」にETを取りつつ5T目に綺麗につながる事、
元々マナが無いTの早期のソリティアであればラガン等のドルスザクで数Tの遅延をはかれる事、
これらを踏まえて
単体ではナンバーより少々使いにく「フィニッシュカード」の色が強いながらも、これはこれで利点があるのではないか、
そんな思考を持っている中で、「ボルドギケア」の役割も兼任できる事に気づき、デッキの欠落部分にピッタリとハマったのが同札です。
ナンバーに比べればメタカードとしては甘いですが、現在絶賛台頭中の禁断入りドラゴンデッキ(ex:ガドウ・NEXT)対面で山を掘り切ってしまう事で、かねてより同対面が「クソゲー」化していた原因である「禁断解放」での負け筋を摘む事ができます。
コストを取り出してネガキャンするのはいくらでも可能ですが、解放ケア以前に本デッキでの使用時はETを取れる能動札な上で、現環境におけるパワーデッキ対面の最大の裏目をなくせる事は他の札に比べても強みになるのではないか、と思っています。
また、今回採用を復活させたのが「メラヴォルガル」。
そもそも本構築の「メラヴォルガル」は「ドゥベル」の存在によって、例えば基本的なムーブで「ドゥベル」に3枚アクセスできるだけでも、降凰祭使用時に盤面が0でも、自身を出した状態で次なる「裏闇市」と「降凰祭」を両方詠唱可能な盤面を作る事も可能になっています。
基盤の出力を用いて1Tに複数回使用できる札な上で、相手の盾を割る為に効用は一様なものではありませんが、フィニッシュカードが固有化してきた事で盾ケアの価値が上がってきており、
また自身はスコーラーの盾落ちがわかっている段階では実質準スコーラーになり得、スコーラー採用ではスコーラー前に盤面を全壊させるトリガーを踏んでおいてから、後続としてスコーラーを召喚する、エクストラターンで盤面を再建する、といったプレイが採用で可能になります。
(盤面再建時は「ドゥベル」の採用により最低1コストで最大5枚の魔導具クリーチャーを再展開できます。)
3、ケアの最大値を目指して
「ドゥンブレ」枠を削り「バタイユ」を採用しています。
このリストだけはまだ回せていません。
魔導具枚数が圧迫されて来ている事には嫌悪感がありますがバタイユ「1枚」の採用が見違える変化を引き起こすだろうと考えています。
見違えるほどの「変化」とは何か。
端的に言ってしまうと、これを採用するだけで「無限追加T」が可能になってしまいます。
まず、試練でエクストラターンを取った後(すなわち5マナある状況)、試練と裏闇が墓地にある状態で(手札の)裏闇をコストを代替して詠唱します。
効果でバタイユを対象にしながら、離れるかわりに山札に墓地の試練と裏闇を巻き込みつつ6枚を(ドロー前に)戻し、最低2枚をドローします。
この時点で山札は4枚、マナを全く使わずに手札には裏闇と試練が戻ってくるので、山札のコストを散らすか、裏闇でもう1体追加で破壊していれば試練をうってそのままETを獲得し、ET開始時に初期盤面から墓地の任意の札が手札に戻り、任意で破壊が入った状況にかえります。
これ以後は詳しい説明を省きますが、ここまで来ればはっきり言ってなんでもできます。10マナ貯めて1T中に試練を2回詠唱すれば無限に(任意の数)ETを待機させる事ができます。
元々基本的な効果で構成されている為回していくと細かいプレイの差異が随所に見られるデッキですが、「バタイユ」採用までの一連の試みは、「できるだけデッキを純粋な形のままに、フィニッシュのみの役割の札の枠を最小枚数にしてケア可能領域を増やす」意識によります。
無限Tの機構は本項で確立できた訳ですが、デッキの作り方・安定のさせ方は紹介した構築以外にも、例えば「ギ・ルーギリン」をドルスザク枠兼初動として複数枚据えて、盤面でのゲームに強くしつつメタを超えやすくする方法もありますし、「エアヴォ」や「$スザーク」まで採用すれば無限T時にそれらを用いてケアできる盤面は広がるでしょう。
【おわりに】
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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written by kaisindon
【あとがき】
記事の下書きを終えた後に、既存のデッキに今回紹介しているものとリストの半分程度を共有している過去の構築を見つけたので、本項を設ける事にしました。
「ジグス☆ガルビ」での過剰打点に始まって今回「スコーラー」に着地した本構築ですが、同じ向き合い方で考えている山はないと想定できる事、あくまで私の着眼点は「龍獄殺+ドゥベルの到達度」や「降凰祭やドラグスザークの利便性」に基づいて自分で展開していったものである事を補足しておきます。
発想の優劣やデッキの発祥の話をしだすと自分が偏屈に見えてしょうがないですが、私は私の感覚で物事を配置し、整理していった訳ですし、返って本来発想の優劣というかキャラ付け、デッキの発祥が大事である理由も感覚の固有性に意義を依拠する所は大きいでしょう。
で、例えば私にとって2、3Tの降凰祭や復活ドゥベルでの条件達成は単に誇張表現とか非現実的な紹介時だけの枕詞とかではなく、最低限達成できなければ強くないと思っていましたし、ドラグスの下に蘇生系を仕込む、といった発想も一つ一つ地に足をつけた動きを組み立てていっての事です。
そういった視点を持ち込んでも手軽さが色褪せないくらい滑らかな基盤ではあったので本構築はnoteでも無理なく紹介できました。
私が「強い人」かは別として、自分の周り(怖いお兄さんが沢山いる)の意見や、ぼたいの潮流・雰囲気を受容した上で、できる限りまともに、手軽に言語化するか、あるいは踏みとどまって自分の中に保存したり、言葉が深みを持つのを待って先延ばしにしたり…そういった事がデュエマのいちプレイヤーとしての私の知的活動の構造や、公に向けて表現するという行動を起こす起こさないの選択であったりします。
こう考えると、自分って自分じゃない、という見方もあるんだなと思えたりしますが、このnoteをはじめ、言葉やその表現が一つの「自分」の確かな感覚であり、またそれが人から信頼を見られる部分でもあるだろうと、私は考えています。
(ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます)
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