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中学受験 低学年からの準備とは?

中学受験を考えた時、低学年から何をさせたらいいの?


最近よく「低学年から中学入試を見込んで勉強をさせたい場合、

何をやったらいいか?」と質問されることがありますので、お答えしたいと思います。

低学年のうちに必要なのは「机に向かい問題集やドリルを解きまくる勉強」以外です。

漢字に興味がありどんどん覚えたがる子や

(国旗などを覚えるのも同じです)

本を読みたい子は大いにやらせてあげればよいですが、

計算は数と量の認識が曖昧なうちに問題をひたすら解かせるのは、

個人的にはどうかと思いますし後々伸びません。

また、あまり勉強に興味を示さないのに、

無理矢理問題集に取り組ませてもいい結果は出ません。

中学入試の問題が解けるようになるの?

大学入試改革を見据え、中学入試の問題も変わってきています。

大学入試改革では、今自分が持っている知識を総動員し、過去問のない問題に思考力を持って臨まなければなりません。

つまり、机上の勉強だけでは太刀打ちできない問題です。

だから、受験勉強以外の経験や知識、人間としての教養があるかどうかが問われてしまいます。

そのため、家庭での働きかけが重要な鍵となりますので、中学受験を考えられるのであればご家族でよく話し合い取り組まれることをお勧めします。

また、ご自宅でお母さんお父さんが怒りながら問題を解かせるのはお勧めしません。

学習面は学校や私たちのような塾講師の仕事ですので、任せられたらいいかと思います。

それよりも一緒に散歩に行って雲の流れや花を写真に撮り、

自宅で調べることやそれをノートなどに記録する習慣をつけること。

ニュースなどで社会の動きを知ること。

そのようなことを手助けすることが大切です。

理科や社会は家庭学習で学ぶ材料がたくさんあります。

自学の宿題もこのように日常の中から題材を探すと

毎日の自学が楽しくなってきます。

そうやって毎日机に向かう習慣を身につけていきます。

受験に向かうために安定した成績を取るためには、
いくつかの方法がありますので紹介します。

小学校低学年 国語の学習

①ひらがな・カタカナは丁寧に書く練習をしよう。 

字を丁寧に書くと、字を書くこと自体が苦にならなくなります。
そのため、積極的に文章を書くようになりますので、今後の入試に必須の
記述式に対応できるようになります。 

②主語・述語を使って文を書き、話をしよう。

言葉を正しく使うことは、思考力を使って論理的に物事を考えると言うことです。それにより今後の入試に必須の論理思考に対応出来るようになります。

小学校低学年 算数の学習

③積み木やパズルを使って論理思考を鍛えよう。

算数に関しては、立体パズルや点描写を使って空間認知能力を鍛えることがこの時期とても大切です。しっかり考えることで頭の回転をよくします。

 棋士の藤井聡太さんも幼い頃には、パズルや積み木でたくさん遊んだそうです。論理思考が育つため、理系に強い子は必ずパズルが得意です。

自宅学習では結果より過程を評価しよう!

ご家庭でお子様の勉強を見るときも、正解を出すよりも答えを出そうとする課程を評価 してください。

試行錯誤を重ねることで、頭の使い方を学びます。

「どうしても勉強を教えると怒ってしまう」とお悩みの方には、アドバイスがあります。

子どもに自ら勉強を教えることはやめてください。

 お子様が好成績を取れるように育てるには、もっと違うアプローチがあります。

集団の中でどういう行動を取るべきかという規律を教えるのは、親でなければ出来ないことです。

また、子どもの体調管理や精神的な安定をはかるのは親しか出来ません。 

習い事をさせたいけど、どうやって選ぶの?

習い事に関しても、何をいつからさせたらいいかと聞かれることがありますが、本人が興味を持ったならばやらせてみてもいいかと思います。

しかし、あれもこれもと手を出してオーバーワークにならないようにしてください。

頭を使うクイズもどうぞ!


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