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催眠術イベント・レポート(20230422)

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 催眠イベントのレポートをnoteに提出したからと言って、僕の成績が上がるわけじゃない。それはさておき‥

 2023年4月22日(土)僕が通う京都の催眠術スクールの、一般のお客さんを招いての催眠術イベントが開催された。

 なんだかんだで、結局15~6人集まった。毎回大体これくらいの人数が集まる。そこそこ関心を集めているようだ。

 イベントは最初、スクール卒業生の元自衛隊にして現在プロのマジシャンの『癒しのつるちゃん』がトップバッターで一般客にコテコテのShow催眠を行うところから始まる。

癒しのつるちゃん

 続けて
『マインドクリエイト代表創心(そうしん)先生の催眠術講座』
『催眠術と融合させた整体・針きゅう体験講座』
『アンガーマネジメント簡易講座』
が行われた。

 今回僕は登壇こそしなかったものの、一般参加者への催眠術体験を個別に担当した。休憩時間ということもあり、短い時間に出来るだけ深い催眠状態を経験していただきたい。

 どれくらいかかり易いか見極めを行う。『この人はかかりにくい、どこかで抵抗している』特定の反応が薄いのだ。
 しかし、本人は「催眠術にかかってみたい、興味がある」と言う。
 今一度催眠術にかかることでどんなメリットがあるか、Show催眠にかかっても一晩寝て起きると100%解けることを伝える。すると
「え?!そうなの?」という反応。『これか』と、単純な未知へのプチ恐怖感が抵抗を産んでいたと、とりあえず分かった。

 今一度見極めによく使う『風船と辞書』を行ってみる。やっぱり反応が良くないが、最初よりは現象が起きる。
 出来れば『運動支配』まではやってみたかったけど何せ催眠の入り具合がまるで浅い。なんとか催眠術を体験してもらいたくて、試行錯誤していると休憩時間が終わってしまった。

「最初のShow催眠では緊張されましたか?興味があっても、いったい何やるのか?とか、色々と不安感があったんでしょうか?」と聞くと、「そうです、正直緊張感が取れなくて最初全然集中できませんでした」と。

「今あらためて催眠術を体験されてどうでした?最初と違ってどんなことをやるか分かってる分安心感があったんじゃないですか?」と聞くと「ありましたぁ、あぁその程度の催眠なんならかかってみたいって気になりましたぁ」と。
『あぁ、いい表情になったなぁ。今からならもうちょっと催眠にかかりやすそうなんだけどなぁ』と後ろ髪を引かれる思いになる。

 何故か僕が担当することになるお客さんは毎回みんな部屋に入ってくるときから余計な緊張感を持って来る。僕が抵抗感を生んでいるのではない。その人が部屋に入って来る時から何かの抵抗に繋がる緊張感を持っている。遅くともイベント最初のShow催眠の時の様子を見ていても分かる。
 あの人はかかり易い、あの人はかかりにくいと。

 イベント最初のコテコテのShow催眠では簡単な見極めの後、中でも最もかかりやすい傾向にある二人をステージ側に招き「椅子から立てなくなる」「名前を忘れる」「飲み物の味が変わる」といった、おなじみの(術を習う者としてはおなじみ)術を行っていく。最後は、余計な催眠を全て解き、スッキリはっきり目覚めさせてそのコーナーは終わる。

 一度催眠術にかかる経験をすると、次の創心先生による催眠術講座中、コテコテの催眠暗示を入れなくても催眠がかかる現象が実演されていく。

マインドクリエイト 創心先生

 何度見ても凄いのだ。その凄さ神秘さは、僕の文才では表現できない。
 実際にその場に来て今まで胡散臭い(うさんくさい)と思い込んでいた状況に居合わせなければ真実は見えてこないのだ
 みんながどう思うかより、自分がどう思うかが重要なのだ。『自分はこう思う、皆もそう思うだろう』では意味が薄い。

 さて、卒業生による『催眠術と整体・針きゅう体験講座』では、実際に治療院を行う兵庫県明石市にある『ゆうべファミリー治療院』のゆうべ先生が登壇した。


ゆうべファミリー治療院 ゆうべ先生

 ここ半年間、歩くときに左足大腿部(だいたいぶ)に違和感を感じ続けているという一般客に、『刺さない針』で違和感を取りのぞくという摩訶不思議なことを行った。

 その日初めて催眠術を体験するというその一般のお客さんは随分驚いた顔をして「半年間の違和感が無くなった、普通に歩けるようになった!」と歓喜の声を上げた。
 なにせ、他人の体で起こっていることなので見ているだけの自分には『??本当?』と言う感覚が正直ある。
 しかし、そのお客さんの表情変化たるや、それこそ自然な表情に見えた

 『刺さない針』がどうして効果が出るのか??今回はゆうべ先生に聞く機会を得られなかったので分からずじまいとなっている。

 自分なりの考察では、刺さない針現象はもしかすると『先端恐怖症』に通ずる効果を逆利用、あるいはそれに類似する感覚を錯覚利用したものではないか?と見ている。そう考察すると、催眠現象とも繋がりが見え隠れするのだ。

 今度会った時にゆうべ先生ご本人に真実を確かめてみようと思う。
 どこに催眠術が融合されているのかさっぱりわからない見事な施術だったのだ。

 そして、『アンガーマネジメント・簡易講座』
 担当者はスクール卒業生ではなく2回目のイベントに一般参した人で、アンガーマネジメント講師を行っている尾崎先生だ。

 僕は今回のイベントで『アンガーマネジメント』に一番興味があった。というのも、僕が今後本業に据え置きたいと思っている、『本人の可能性の導き出し』を行うに当たり、アンガーマネジメントなるモノから何かヒントが得られないか?と思っていたのである。

 人が怒りを感じたとき、アンガーマネジメントの考え方ではおおよそ『怒りとの付き合い方を学ぶ』『怒りを感じたときに6秒ルールで対処する(一呼吸置く・落ち着きにつなげる)』など、いわゆる対処療法的な考え方なのかな‥という印象を今回は受けた。短い時間で限られた内容なのでその真髄までは分からない

 簡易講座を体験して、あくまで僕の観点から自分のやりたいことに『融合こそ出来なさそうだけど、サポートツールとして活用できそう』な感想を持った。

 その僕がやろうとすることの具体的な内容は未だ何処にも書き記してないので、このレポートを読んでいただいても結局白へびは何がやいたいのか分からないままだろう。
 でも、いずれ答えは出る。

 今回で3回目となる『シン・催眠術ゼミナール京都校』。回を重ねるごとに参加してくださる人は少しずつ増えている印象だ。今後再度僕が登壇するチャンスもアイデアもめぐってくるかもしれない。