見出し画像

【mbti】スタートアップの採用視点で見た性格と傾向② ES型(ESFP, ESFJ, ESTP, ESTJ)



IS型はこちら
【mbti】スタートアップの採用視点で見た性格と傾向① IS型(ISFP, ISFJ, ISTP, ISTJ)|とーぷ #note


<ESFP> (Se - Fi - Te - Ni)

(Angel Beats!の日向, CLANNADの春原, プリパラのらぁら, FateSNの藤村先生みたいな、ちょっとアホだけど良いヤツキャラ。)

明るくて優しく、常識があって、人当たりがいい。一般社会にすんなり順応できる人。 主機能のSe(外向感覚)により、周りの人の意見や世の中の流れをしっかりと把握し、補助機能Fi(内向感情)のおかげでトゲのないコミュニケーションをとることができる。 残念なのはNi(内向直観)が劣等機能だというところだ。ESFPの人に圧倒的に足りないのが、計算高さや戦略性である。
就活や転職をする際に、「未上場ベンチャーでSO(ストックオプション)を貰い、上場したタイミングで(ロックアップ後に売り抜いて)一気に金持ちになってやろう・・!」と考えるESFPはおそらく日本にいない。 
なぜなら、そのような資産形成が日本社会において一般的ではないからであり、一般的ではないことを独りで虎視淡々と計画し、着々とコマを進めていくような芸当は、ESFPには不可能だ。ESFPには素晴らしい社会適合スキルがある一方で、そういうしたたかさをほとんど持ち合わせていない。
ベンチャーに入るとしたら、イケイケ感漂う渋谷のメガベンチャー等で、主に人事や営業に回されるタイプの人種だ。新卒1年目には飲み会で歌ったり踊ったりして、周りを楽しませてくれるはず。 ある程度キャッシュに余裕があり、必要なタスクを単純作業にまで分解することができている(=拡大のスキームが整っている)会社であれば、採用してもいいかもしれない。
スタートアップにはまず来ないだろう。はい。
個人的には好きだよ


<ESFJ> (Fe - Si - Ne - Ti)

(ごちうさのリゼちゃん、SHIROBAKOのあおいちゃん。性格がいい。)
明るく優しく、しっかりもの。やさしい委員長キャラで、日常アニメだったらツッコミ役。一般社会のどこでも必要とされる人。ハッキリ言って大企業でニコニコ楽しくやっていけるであろう。あえてスタートアップを志望するESFJがいたら、むしろ理由を聞きたい。根本的に善人である場合が多く、生活力や金銭感覚もしっかりしている。人事や経理などバックオフィスにはうってつけの人財だ。整理整頓は得意だし、メールの返信も早い。
問題があるとすれば、権威主義的なところ、そしてとても噂好きなところだろう。世間体を大事にする反面、ゴシップ好きである。良くも悪くも一般人なので、最初何千万を赤字を出したのち、Jカーブをかいて1億10億を狙うスタートアップのようなビジネスとはそもそも世界の違うところにいる。憧れることも特にないだろう。
もっと言えば、よくある「成金社長」的なタイプの金遣いが荒い人を心の底で毛嫌いしている。
日本の世間の基調色であり、ママさん社会のマジョリティーで、「普通」の守護者。 そんなESFJが、そもそもなんでスタートアップに来るのか。面接に立ち会ったことはあるが、私縁以外に思い浮かばない。逆に懐いてくれたESFJは秘書的な役割で大活躍すると聞く。なるほど。




<ESTP> (Se - Ti - Fe - Ni)
(禁書の土御門や御坂美琴がイメージしやすい。男女ともにギャル味がある、さっぱりとした性格)
行動力No.1のパワー系営業人材。これに限る。
競争心が強く、負けず嫌いな性格は、ある意味スタートアップ向きと言えるかもしれないが、一方で複雑なことを処理して計画的に駒を進めていけるような戦略性は持ち合わせていない。言われたことを、(他人と競いながら)やる上では、非常に力を発揮するが、部下を上手く取り仕切り、モチベートさせる能力は欠けている。使いどころさえ間違えなければ強力だが、間違えても頼り切ってはいけない。そもそも仕事での成功に人生を賭けていない。あくまで年収や職歴はセックスアピールの一部、そういう考え方の持ち主が多いだろう。
社交力があり、人と話すのも大好きだし、初めて知り合った人とでも飄々と本音で話すことができる。敵を作りやすい一方で、親しみも覚えてもらいやすい性格をしている。
TP型の特徴として、暇を与えるとサボりだすというところがある。なるべく多くのタスクでスケジュールを埋めてあげて、ぜひとも時給分しっかり働いてもらおう。
自分自身で管理するのは得意ではないので、しっかりとこちらで管理してあげるべきである。インセンティブ設計が上手く行くと、ESTPの力を倍引き出すことができる。(というか、ESTPほどお金で釣られやすい性格は他にあるであろうか…。)
プライベートでは例外なく遊び人なので、不祥事を起こさないように一定の対策が必要である。良くも悪くも、ベンチャーの拡大期に向き合わねばいけない人財といえる。


<ESTJ> (Te - Si - Ne - Fi)

(五等分の二乃、禁書だと白井黒子、Fateならケイネスさんみたいな、プライド高くて性格キツイキャラとして描かれるね!)

負けず嫌い度No.1。 中高一貫校から東大に行き、戦コンや外銀、官僚になるような人種に最も多い。エリート意識が強く、プライドが高く、スマートさに誇りを持っている。世間体や見栄を重視する性格だ。中高の頃はおそらく生徒会かサッカー部、吹奏楽部あたりに所属していたことだろう。
彼らは優秀であり、その優秀さを保つためにハードワークを厭わないエリートである。しかしながら、その優秀さは再現性の高さに強みがあるものであって、創造性ではないことに注意が必要だ。リスクを取るよりは保険をかけることに意識が向くし、起業exitで億稼ぐよりは安定的に1000万2000万稼ぐことにステータスを置くタイプである。また、周囲を見下す節や、下を見て安心する節があり、特に自分より無能な人間ばかりしかいない環境で育った場合はそういう性格が顕著に現れる。自意識が高いので、越えられないものに当たると、意外と挫けやすいのも特徴だ。
スタートアップがESTJを必要とするのは、主に拡大期のマネージャーとして、である。ESTJにはESTPをマネジメントさせるのがちょうどいい。既に収益化のメドが立っているモデルの中において、しっかりと規模を拡大させてくれるだろう。上下関係もしっかりしているので、経営者にとっては使いやすい人財である。プライベートで懐いてくれると(特に異性は)は子犬のように可愛い。












<注意点>
人の性格は多面的である。したがって、他人を類型化し型にはめた評価をするのは大きな誤解を招くし、至って失礼な行為だ。
しかし、サイコロで1の目の真裏が6の目になるように、その多面性には相関関係がある。 人が他人に見せている性格からは、見せていない性格も見通すことができるのだ。その相関関係を類型化し、解の公式のようにショートカットで他人の性格の多面性を把握する。その手段としてMBTIが有効だと考えており、実験的に活用しているまでだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?