いつか来る葬式について

何時ぞやか、おかんと葬式の話をしたことがある。
個人的に葬式は残された人のためと思ってるので、自分が死んだ時は葬式はしなくてよい派
(もちろん、残された人はそうもいかないので、そこは任せようと思ってます)

で、おかん。
おかんもしなくてよい派。
ここの母にして、この子在り。
まぁ、親子共々、自分のことしか考えてない。死んでしまえば、関係ないといった感覚。

そして、

「死んだら、骨は海に流してほしい」

まさに、おかん流昭和ロマン。
波止場から風に乗せて、海へと還る。
なんかの恋愛ドラマに憧れていたんでしょう。
是非、叶えてあげたいところ。


そんな、ヒロインに憧れるおかんを横目に、親父が一言

「海が汚れるやんけ」


おかんの夢は、死んで骨となって海に散る前に、粉々に打ち砕かれました。

そんな親子の葬式話。

平和である。

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