本番中は色々わかるって話。

サークルに書いたので、ついでにこっちもアップ

「本番中は色々わかる」って話題です。

本番中というのは緊張していて意識の欠けがないように一つ一つに注意が細かく、集中が凄いせいか、

本番でそこそこピアノを上手く弾けている時は、視覚に入らない人の事が分かります。
人の気持ちもわかる。

のってくれてるなーとか、こちらに聞き入ってくれているなー
はいいけど、
あー、あの人ライバル心むき出しで拒否ってるなー。とかもトゲトゲ飛んでくる。

会場と自分の空気が循環していて、自分が発信して会場が受けて、その空気を受けて、また自分が回して。
一人では味わえない物があります。

上手くいた時は本番が終わったら、1,2か月エネルギー補充しないでも大丈夫かもー!
って感じに。

能のお仕舞の時は、
世界がかぶってみえたり。
水をく汲むシーンでに扇に水が見えたり、はたまた
なんだかキャラクターの気持ちがわかって、終わってから、「このキャラってこんなんだったのかー。今日初めて知ったわ。」
と思ったりすることがありました。
やっぱりお客さんとの空気の循環が面白い。

野外の時は、お客さんだけでなく、吹いてくる風や、雪とのコラボで舞って
いつものお稽古場の時とは違って面白かったです。

能の方が不思議体験が多くて、
ピアノの方がやってきた期間が相当長いのになぜなの?
と、びみょーにショックなのですが、
能は動きが少ないからかも。
ピアノは細かく色々動いてアクロバティックな事もやるのでそちらに神経がとられてしまう、というのもあるかもしれないです。

能は動きが少ない分、ちょっとした動きの違いで随分かわってきますし、
体にまとった空気が非常に大事になってきますね。
師匠がよく「気位がいるんや」と言っていました。
後ろ姿で語る。

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