はじめて地域支援事業に関わった話③

*感染症予防のため、今年度の事業の実施は延期となりました。今回の続きは、来年度に作成予定です。

前回は、地域支援事業に関われなかった後、どういうことを心掛けて行動したかについて書きました。今回は、地域包括支援センターから依頼をいただき、当日にむけての準備について書きます。

地域包括支援センターから施設に、介護予防教室への参加の依頼をいただきました。施設として依頼を受け、わたしが担当者となりました。県士会員としての派遣、施設の職員としての派遣と前回とは立場が違う中での参加となります。

地域包括支援センターからの依頼内容は以下の通りです。

1.地区での介護予防教室を続けていくきっかけにしたい。
2.冬場は活動量が落ちるので自宅でもできる体操の指導。
3.年度末に1回、90分。

実施する内容については体操しかあがらず、他の職種にとって、リハビリ=体操、運動というイメージは強い、わかりやすいということを改めて感じました。これらを踏まえて以下のことを、包括支援センターの担当者に提案しました。

4.介護予防に興味をもっていただくには知識も必要ではないか。
5.体操もする。が、体操以外も介護予防に必要ではないか。

以上、1~5を踏まえて内容を以下のように、当日の活動の目的を決定しました。

〇介護予防に興味をもってもらう。
〇そのための知識や体操を知ってもらう。
〇自身の身体状況、生活状況を把握してもらう。

この目的を達成するために、内容を検討していきました。検討していく中で、頻度が少ないこと、限られた時間で一対多の場面の実践になることを考えると、「わかりやすく」ということはいつも以上に重要だと感じていました。わかりやすい言葉、わかりやすい指標などなど。包括支援センターの担当者も、地域住民向けのパンフレットなどを準備してくださり、徐々に内容が固まっていきました。

当日の内容は

〇フレイルについての座学
〇体操指導
〇フレイルチェックと基本チェックリスト

の3本柱となりました。

内容が決まり、次は行政の担当者と各種手続きの打ち合わせを行い、あとは当日を迎えるだけ...という中で、コロナウィルスの影響によって今回の教室は中止となってしまいました。

来年度、まだどうなるかはわかりませんが、準備してきたことを見直しながらその時に備えたいと思います。

はじめて地域支援事業に関わった話④につづく


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