夏空

夏空と、夏の初めに鳴くニイニイゼミ。

7月26日、広告費の振込のために駅前の銀行にいった。フリーになる前は広告代理店に勤めていて、出版社とのつながりもあり、いまでもときどき、雑誌広告の申込依頼を受ける。
で、朝からバスで3駅分の距離を歩いて、駅前の銀行にいったのだ。
「チー……ジー……」と、道路わきの林で蝉が鳴いていた。
今年、初めての蝉の声。梅雨が明けたような夏空の下、一斉に鳴き始めたようだ。
「なんの蝉だろう。アブラゼミとは違う」
街路樹の幹や枝を探し歩いたが、「ジー……」と四方から響く蝉の声は、所在を探しづらい。


⬆︎見つけた!

正体はニイニイゼミだった。
体長2センチくらいの小ぶりのセミで、樹皮に似た色をしていて、幹にとまっていると、ほんと、わかりにくい。夏、ほかのセミより早く鳴き始める。
ニイニイゼミ、そしてアブラゼミ、ミンミンゼミが鳴きだし、ツクツクボウシが鳴きだすと夏の終わりを感じる。
今日7月28日、朝から雨。昨日も、夏空が見えていたと思ったら、にわか雨が降ったりして、梅雨が明けたのか明けてないのかよくわからない日が続いている。暑さだけは、しっかり、夏になっている。
自宅の開け放たれた窓の外からニイニイゼミの声が聞こえ続けている。
こんな日が続くと気が滅入る。

⬆︎跨線橋から見た夏空。空の青さがまぶしい。

⬆︎東京ドームシティにある“ひまわりミスト”。
ひまわりの花、中央部から噴出されるミストが暑さをやわらげる?
歩道の片側に200本ものひまわりが並んでいて、初めて見たとき、本物のひまわりかと勘違いした。

マンガだけに集中した生活ができたら!! 夢はいつか現実しますか? 私はあなたに何をバトンタッチできるでしょうか。