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車で衝突されたけど相手が謝ってくれた!!

昨日、一時停止で後ろからゴツンと追突されてしまいました。
主人が運転。私と息子は後ろに。
相手も減速していたので軽傷で済みそうです。
ちょうど息子におにぎりをあげようと横を向いていた私だけが体勢を崩して、少し首が痛いな…という程度です。

事故が起きたとき、すぐに相手が名刺を持って駆け寄ってきて、『わー子供さんもいて…申し訳ないです。ほんとにごめんなさいねーーー』と謝ってくれたので、私も車の中から『あ、大丈夫です大丈夫ですー』という感じ。
連絡先を交換してすぐ終わりました。

停止していて後ろから追突されたのは
人生で2度目でした…!!

昨日のこの何でもない小さな追突事故の後になんだかモヤモヤザワザワ。
心から沸き上がるのは12年ほど前の1度目の事故のこと。
あの時は…!あの時は…!!とどんどん思い出されます。

1度目の事故も赤信号で停まっているところを後ろから。 でもこのときは相手は信号を全く見ておらずかなりスピードが出ていたようで、
停まっていたにも関わらずぶつかられた衝撃でさらに前の車にもぶつかるという玉突き事故。
私がかけていたネックレスも首からぶっ飛んでいました。
相手はレンタカー。私の前の車もレンタカー。間に挟まれた私の車は母の形見の車で…
廃車になってしまいました…。

後遺症も酷く、リハビリに通っている間に当時勤めていた西武百貨店が閉店となりそのまま無職に。

1度にたくさんの物を失ったやるせなさが怒りに変わっていたように思います。

相手は1度だけ電話してきたのですが、

『今から謝りにいきますー今、北見にいるんで、5時間後の夜中1時頃に着きます~』

……って謝る気ないでしょ………

それから音沙汰無しで、感情未消化のまま、首のリハビリもこれ以上は良くならないということで治療打ちきりとなりこの事件は終わりました。

いま自然に事件って書きましたけど、事件ですよ!
これ!事故じゃなかった!私の中では。

そんなこんなで時を経てもどこかに残っていたんですね。行き場のない腹立たしさや虚しさが…!

さて、今回の事故。

何もかもが違いますね!
まず、謝ってくれた。

謝ってくれた!

なんか変な言い方ですが、
すみません!不注意でした!と、謝ってくれた。
それだけで
え!めっちゃ良い人!!!って。。

だから首が多少痛くても、まぁいいか…なんて思っちゃったりして。(でもそれは違うよね)

前回の事故に比べて…といろいろ思い出して考えて怒りを再燃させてみたりして…
モヤモヤ考え続けてハッ!と気づいた。

これが普通なんだ!

ということ。
最初のがおかしかったんだ。おかしすぎたんだ!
酷すぎたんだ!
『お母様の形見の大切なお車をごめんなさい』の一言もないのか!と、悲しい出来事だったんだ!

自分のせいじゃないのにどうしようもできないという怒りややるせなさが、心と体に残す影響というのを10年以上経っても感じています。
でも今回はきちんとした普通のまともな人が不注意で起こしたことで、すぐ謝ってくれて、こちらも軽傷で、日常で起こりがちな出来事なのだ。

謝罪してもらって、
謝罪を受け入れて、
自分も気をつけようと心に誓って、
体に異変があれば病院を受診し、
落ち着いた感情で、
正しく対処する。

それができる事故。

起きた『出来事』、『事故』は経験に過ぎないのに
追突された!なんて酷い態度だ!と
『事故』に悲しい腹立たしい悔しいという『性質』を当時の私が乗せ続けて考えていたことに気づきました。

追突する人みんなが極悪非道ではないし、なにより

私はこの事故で全てを失うわけではない。

とっても憎くて恐ろしい交通事故が、
今回の経験で全く別のものに上書きされました。

上書き保存だ!

こうやって嫌なことも悲しいことも、人生のいろんな経験を通して上書きされていくということは、
もしかしたら凄く幸せなことなのかもしれない…!

もちろん世の中には到底上書きできないような出来事もたくさんあると思います。

でも私が
絶対に許せない!とか、もう生きてはいけない!と感じた出来事も、
10年20年と時を経て
周りの方々の力と愛情を受けて、受け止め方が変化してきていることが昨日の事故でわかりました。

起きた出来事をどう捉えるかでその『出来事』の『性質』がこんなにも変化するのか!

あれは忘れられん!
忘れられんけど、でも大丈夫!立ち直れる!たまに悲しいけど大丈夫!
楽しいこともあるし。

小さな出来事を上書き保存し続けた結果、
いつの間にかこんな感じに前向きに過ごせるようになっていたのだなぁぁーと。
そう感じた春分の日でした。

モヤモヤザワザワしたのは過去の事故へのもの。
もう関係ないよ、と深呼吸。

尊敬する人生の大先輩にこのことを相談したら、

厄落としですよ!

と。
もう大丈夫!と太鼓判いただいたのでさらに強くなれた気がします◎


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