東京と大阪では家賃の相場が全然違う
こんな記事を見つけた。
記事を読むと東京のワンルームマンションの家賃相場が13~14万円/月なのに対し、大阪のそれは7~8万円/月となっている。大阪で上げられている地域(江坂・阿波座・堺筋本町など)を見たがどれも住居としてはメチャクチャ利便性が高く一等地といっても差し支えないだろう。
東京都23区内でももっと安いところはあるという反論もあるだろうが、そういう地域は大阪でたとえると大阪市内をはみ出し周辺都市(門真、東大阪、松原、堺など)みたいなものだ。そもそも大阪市の面積は225.33平方キロメートル、それに対し東京都23区の面積は627.53平方キロメートルと大阪市の3倍弱もの面積がある。東京でたとえるなら山手線とその周辺だけが大阪市であとは堺市や東大阪市などの衛星都市と考えたらよいと思う。
同じ大都市でも東京と大阪では値打ちが違うのだ。先に挙げた大阪の家賃が高いのに人気ランキングに入った街なら日常生活に困ることは何もない。街の盛り場にすぐアクセスでき、文化的な施設もアクセスしやすい。ただ何かビジネスとか文章などで飯を食うとなると圧倒的に東京だ。あらゆるビジネスチャンス、出版社・マスコミの集中は大阪はさっぱりだ。
逆に、そういうのを気にしなければ大阪でいい。いや、もっと田舎でも構わない。人口30万人レベルの県庁所在地なら幾分かの街の賑わいもあるしアパート・賃貸マンションなら地域社会と切り離して生活できる。いや近所づきあいだってあれこれやりますよって人なら田舎に安く一戸建て建てるのもいい。50坪から60坪(165~200㎡)の広さの家だって軽く手に入る。
自分は大阪で生まれ育って今こそ他県だが関西地域に住んでいる。だから東京の家賃相場を見るとどうしても狂気の沙汰としか思えないのだ。合理的理由を見いだしたとしても生理的にはそうとしか思えない。