見出し画像

毎日続く(!?)note更新9日目 「年金黒字」

 今日はわたくしが契約している数少ないサブスク・白饅頭日誌の感想からの持論展開といきましょうか。

 今日の白饅頭日誌はひろゆき氏の

「『寝たきり老人の胃ろうに保険適用しません。飯が食えない老人は自費で生き残るか諦めてください』と言える政治家が必要になります」

 というツイートからの高齢者医療についての話でした。その日誌の中で政治家や白饅頭氏が指摘しているのが「年金黒字」。これはどういうことかというとどんなに高額な医療を受け続けていても高額療養費制度によって医療費の自己負担分には上限があり、かつその患者が医療費の自己負担分を超える年金を受け取っていれば家計収支が黒字になってしまうことを指している。
 実際には医療費にプラスしてリネン代やおむつ代などがかさむので直ちに自己負担分を超えたら黒字になるわけじゃない。でも現役並みに稼いでいない老人でない限り、医療費と諸経費合わせても10万円より少し少ないぐらいになる。月10万以上の年金もらっている高齢者はそこそこいるので「年金黒字」が浮き上がってくるのだ。一般的には家族が入院すればするほど家計は苦しくなるのだけど、逆に入院すればするほど家計が楽になるのだ。中にはその金に依存する息子・娘達もいる。

 でもいくら延命治療を続けてもいつかは終わる。医師が「あと何日がヤマです。覚悟してください」と告げられても「た、頼む。何とか15日(※)までは生かしてくれ!」なんていう酷い子供達もいるらしい。
(※)年金支給日を指す。偶数月15日は年金支給日なのだ。

 というかまずそんな医療を受ける老人本人が辛いだろう。わたくしも見てきたが心地よいとはほど遠い。治癒して退院する見込みもないのに胃ろうなどの延命のための延命治療は止めた方がいい。っていうか最近病院側も強く勧めないけど。

 一方で老人、とりわけ後期高齢者が病気しても全額自己負担だとかそういった極論も散見されるがそれには同意できない。どんな人であっても病気や怪我になったら最善の治療を受けることができるのが原則だと思ってる。そういう点では日本の国民皆保険制度は素晴らしい。でも今のような運用をしていたらもうもたない。治療して回復の見込みがある人は全力で治療すべきだが回復の見込みがない人は延命のための延命は止めるべきでないかと思う。この回復の見込みある/なしの判断は難しいと思われるが、どこかで付けなきゃいけないだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?