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99 少年少女達よ、自分を俯瞰して見よ!!

 最近ネット上を騒がせている出来事がWeb記事になった。

 名古屋のホームレス女性・通称「かっちゃん」をいじめてその状況をTik TokにUPする輩がいてそれに著名YouTuberが激怒したという記事だ。この「いじめ」にどういう背景があったかというのは下のまとめ記事が比較的上手くまとめている。

 この記事をみると、やはりホームレス女性「かっちゃん」にはとあるTikTokerと金銭トラブルがあったという。火種が何もなくあのような動画はUPされない。ただトラブルというのがどうやら奢ってあげてもおつりを自分のものにしようとしたとか。

 トラブルと言えばトラブルだがこの「かっちゃん」ってどうみても知的障害入っているとしか見えない。そういう人なら他人のお金と自分のお金の区別も付かないんじゃないかと筆者は思う。それは筆者が見てそう判断できるのであって、知的障害者への知識が全くない「いじめている」少年少女にはただのおつりまで分捕る強欲おばさんにしか見えないだろう。

 そう、彼ら彼女らは強欲おばさんに対して”報復”しているのだ。

 ここで自分は思い出した。かつてネット上で知り合ったグループでカラオケや飲み会などのオフ会に参加したことがあった。そこでやたら特定の人物をボロカス言っているのだ。話を聞く分にはかつてそのグループの一員でオフ会に参加していたがあれこれとトラブルを起こして出て行った(追放されたかも?)ようである。

 そのメンバーを知っている人達からすれば許されざる人物なんだろう。しかし自分が加わる前のメンバーで自分は当然その人を知らない。なのであまりの罵りの言葉を聞いていると、言っている側の人達もちょっとおかしいんじゃないかとそう見えてしまう。

 これなんです、これ。集団の中で問題のあるメンバーがいてその人物に「正当な注意」「正当な指導」「正当で抑制された報復」を加えているつもりでも、集団の外の人から見たら「いじめ」とか「虐待」に見える。いじめ虐待までいかなくとも集団のメンバーもおかしな人達に見えてしまうのだ。 
 
 例のオフ会で知り合った方々は自分が知る限り犯罪者でも反社でもサイコパスでもない普通の人達だ。その元メンバーを罵る場面だけ除けば本当に普通の人、むしろ良い人もいた。

 つまり、普通の人達もちょっとしたことでいじめの加害者になる可能性があるってことだ。そして当人にとっていじめではなくあくまで「正当な注意指導」「正当で抑制された報復」の一環なのだ。

 『俯瞰しろ。自分を俯瞰して見て落ち着け』。サマータイムレンダ網代慎平じゃないが、少しでも俯瞰するということをやれば加害者になる事態は相当防げるのではないか。自分はそう思う。この名古屋のかっちゃん「いじめ」事件に加わった少年少女達は罪と受けることと同時に少しでも自分自身を俯瞰して見るという行動を取れるようにしてほしい。

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