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【読書回】学ぶ大切さを知る〜福沢諭吉「学問のすすめ」を読んで(ただしマンガ版)

木下斉さんのVoicyで以前取り上げられていた福沢諭吉の「学問のすすめ」について、実際に読んでみました!
今日はこの「学問のすすめ」を読んで良かった部分についてお話してみます。



学問のすすめ読んでみました(ただしマンガ版)


ということで読んでみたのがこちら👇

・・・マンガです。
私はどうしても歴史書的な本をそのまま読むのが苦手で、この手の本は、わかりやすいマンガ版をよく読んでいたりします(笑)

このマンガ版「学問のすすめ」は、
現代人の三田造という人物が過去にタイムスリップして福沢諭吉に出会って云々・・・というフィクションが入っているのですが、
内容はコンパクトで読みやすく、何よりわかりやすい!
あっという間で読み終えてしまいました(20分くらい?)。


読んでみて、諭吉に「自分できちんと学びなさい!」と叱咤激励されている気分になった

学問のすすめで、一般的によく知られているのが、

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

というフレーズです。

このフレーズだけが注目されるため、
人によっては、
「『学問のすすめ』は人の平等を謳った内容の本」
なんて思われている方も多いかもしれません。

しかし、内容として最も伝えたかったであろうことは、
「学ぶ姿勢がもっとも大事!」
「これからの時代は学ばなきゃだめ!」
「世界の列強の国々に対して日本は学ばなきゃ負ける!」
といった、
とにかく自分で学んでいくことは大事だよ、というメッセージ性。
「学ばなければ負け」という印象がが強く残りました。

時代は明治の開国後の時代背景ということもありますが、
諭吉の書いている内容は、
今の時代に当てはめても全く違和感がなく、
むしろ100年以上も前の時代なのに今に通ずる指南が示されているということに非常に驚きを感じてしまったくらいです!!
(偉人ってすごいですね)

特に現代の学ばない日本人という現状を考えると、
今の現代人こそ一度読んで理解すべき内容だと強く思いました。
(日本の大人の一日平均勉強時間はなんと6分(!)らしいですね・・・)



「実なき学問は先ず次にし、専ら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」←感銘を受けたフレーズ

最後に、私がもっとも感銘を受けた諭吉のフレーズを一つご紹介すると・・・

「実なき学問は先ず次にし、専ら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」

(意味)実用性のない学問は後回しし、生活に役立つ実学を一生懸命やるべき!

私たちは、学ぶことに対して、テストの点数を上げることだったり、成績をよくするため、という短絡的な目的を持ってしまいがちですが、本来学ぶ目的は、その学んだことを実際の生活や仕事にどう活かしていくか?世の中とか関わる人に役立てられるか?という実用的なものであるべき!というメッセージです。

実際に私も、何か知識を得る努力をしたときに、「学んだ」ということだけで満足してしまうときがあったりします。
特に読書はそうなりがちで、読んで満足して終わってしまい、1週間もすると、あの読んだ本ってどんな内容だったっけ?ってなってしまったりします。
そうではなく、せっかく時間コストを使って読み込んだ本の内容を、じゃあ日頃の生活でどう活かしていこうか、と考え、それを実践してみるところまで持っていって、初めて学びが活かされることになるのだと思います。



ほかにも、大事だな〜と思ってしまう格言がたくさん!
時代が変わっても読まれ続けるだけの価値のある本だと思うので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
(マンガはちょっとな・・・という方はきちんとした文庫の方でぜひぜひ)


ではでは。

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