私の自由研究の楽しみ方~自由研究レポート排泄チームPart2~
2023年 介護の自由研究 排泄チームからのレポートPart2です。
Part2を書いてくれるのは、さおりん。さおりんは、特別養護老人ホームで働く介護福祉士さんです。では、さおりんの自由研究レポートをどうぞ!
我らが「排泄」チーム!!
メンバー
・訪問・ケアハウス・グループホーム・特養の介護福祉士
・病院の看護師
・訪問診療の医師
それぞれの現場の知見をシェアするだけで、排泄ケアの解像度が上がっていく!!ワクワクの連続で、自由研究が始まりました。
双方にとって 「気持ちのいい排泄ケア」とは「タイミング良くトイレで排便ができる」を支援するのは一筋縄ではいかない。 ADL、水分量、運動量、内服薬...考慮する視点がたくさんある。職種によって異なる互いの大変さ、もやもやを共有しつつ上手くいったことをシェアしながら、進めていきました。
大人の修学旅行!?
自由研究期間中の10月に駒場苑 1日体験に行きました。 駒場苑が掲げる7つのゼロの中でいちばん難しいのが「下剤ゼロ」とのことでした。 1フロア19人中、完全な下剤ゼロはおひとりだけ。それでも安易に下剤に頼らないための工夫(便秘にいい乳酸菌飲料、プルーンジュースなど)が各所にあり、「排泄最優先の法則」の実践を肌で感じてきました。
【排泄ケアを教育面で支える】
・介護関係の本をリクエストしたら、図書コーナーに置いてもらえる!
・読書感想文たくさん書いたらいいことがある!
そしてふと隣を見ると、入居者さんが施設長の坂野さんとお話しに降りて来られていました(笑)
できることから始めること。
私は、働いている特別養護老人ホームで、起きがけの水分一杯 、朝食後長めにトイレに座ることからはじめていて、 次は1名に対してアセスメントして、フロアで共有するのが目標です。 排泄ケアに関するもやもや・思いをシェアしたら、人を巻き込むことができたのがいちばん大きな収穫でした。
他のメンバーは おむつ情報局での学びを経て、当てるおむつの枚数を減らしたり 、高齢者の水分摂取量を増やすアプローチをしたことで、-4日目のラキソを内服せずとも排便が出るようになったり 、自由研究を経てDfree(排泄予測機器)の導入に至ったり…と取り組み事例を共有してくれました。
自由研究を進めていく中で、感じたことは、「あるある」に共感しながらも、何かしら明日に活かせるヒントも得られる場であったこと、また、医師も介護職もフラットに話せたこと。 排泄ケアについて、安心安全に話せて、継続的に学べる場を一緒に作ってくれたチームのメンバーに大感謝です。 これでまた明日からもやっていけそうな気がします。
SPACEとは
SPACE(#かいスペ)は、介護に関心をもった仲間が集うオンラインコミュニティです。組織や地域を越え、前を向く活力が得られる仲間とのつながりや、自分の視点をアップデートできる新たな情報や学びの機会を通じて、一人ひとりの一歩を応援できるコミュニティを目指しています。
※10日までの申し込みで15日から・25日までの申し込みで翌月1日から参加できます。※SPACEメンバー特典で、以下のKAIGO LEADERSが主催する有料イベントもオンライン参加は無料です。
※自由研究発表会を含めたアーカイブ動画が150時間を超えています。あらゆる角度から介護を学べるコンテンツがあります。
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