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排泄ケアにおける専門職同士の協力とピアサポート~自由研究レポート排泄チームPart1~

2023年 介護の自由研究 排泄チームからのレポートPart1です。書いてくれるのは、Tettyです。TettyはSPACEのメンバーであり、訪問診療医でもあります。では、Tettyの自由研究レポートをどうぞ。

メンバー紹介

さおりん、まっつん、にっしー、Tetty、ゆかり、やまつ

高齢化が進む中、高齢者ケアの現場で避けて通れないテーマの一つが「排泄ケア」です。この分野における課題は多岐にわたり、介護者にとって日々のケアの中で最も頭を悩ませる部分の一つと言っても過言ではありません。
そんな中、様々なバックグラウンドを持つ専門職が集まり、「排泄」に関する自由研究の一環として、2か月間定期的にオンラインミーティングを行いました。このミーティングには介護福祉士、医師、看護師など、多様な職種の専門家が参加しました。

専門職同士の知見の共有

参加者たちは自身の経験や知見を共有することで、排泄ケアの実践における具体的な課題や解決策について深く議論しました。例えば、排泄の予測技術の活用、薬剤の適切な使用、個々の状態に合わせたオムツの選び方や使用方法など、様々なアイデアが出されました。情報共有は、お互いの学びとスキルアップにも大いに役立つことがわかりました。

ピアサポートの重要性

このミーティングで最も印象的だったのは、異なる専門職間でのピアサポートの重要性です。各専門職が持つ独自の知識や経験を共有することで、新たな視点が生まれ、より良いケアプランの策定や新たな介助方法の開発が可能になりました。また、同じ課題に直面している仲間との対話は、互いの心理的共感をもたらしました。明日からもがんばろうというモチベーションにもつながりました。

総括

排泄ケアは単なる日常的なケアを超え、高齢者の尊厳と快適な生活を支える重要な要素です。この研究ミーティングを通して、異なる専門職間での協力と情報共有がいかに重要か痛感しました。高齢者ケアの質を高めるためには、異なる視点を持つ専門家が協力し合い、知識を共有することが不可欠です。また排せつにかかわる専門職は、たとえオンラインであっても共感しあいながら、心理的なサポートをしあうことができました。今回のミーティングは、そうした協働の重要性と希望を感じる良い機会となりました。

この文章をかいてくれた人
名前:Tetty
趣味:コーヒー焙煎、ピアノ
職業:医師(認知症専門医、神経内科専門医)
著書:

なぜ認知症の人とうまくかかわれないのか?本人から学んだ実践メソッド
図解でわかる認知症の知識と制度・サービス

SPACEとは

SPACE(#かいスペ)は、介護に関心をもった仲間が集うオンラインコミュニティです。組織や地域を越え、前を向く活力が得られる仲間とのつながりや、自分の視点をアップデートできる新たな情報や学びの機会を通じて、一人ひとりの一歩を応援できるコミュニティを目指しています。

※10日までの申し込みで15日から・25日までの申し込みで翌月1日から参加できます。※SPACEメンバー特典で、以下のKAIGO LEADERSが主催する有料イベントもオンライン参加は無料です。

※自由研究発表会を含めたアーカイブ動画が150時間を超えています。あらゆる角度から介護を学べるコンテンツがあります。

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