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せん妄とは?認知症の方がせん妄を起こしているサインとは?

みなさんこんにちは!

「無料で学べる介護職の学校」こと…カイゴノチシキ(→YouTubeチャンネルです。

せん妄と認知症の症状は非常に分かりにくく、気づかないうちに認知症の利用者さんがせん妄を起こしているということはよくある話です。
今回は、せん妄と認知症の症状を見分けるために注意するべき症状を紹介します。

せん妄とは?

せん妄とは、混乱や認知機能の低下など、一時的な精神状態の変化のことです。

通常、せん妄は、身体的な病気や薬の副作用、または薬物乱用などによって引き起こされます。しかし、脱水、感染、炎症、貧血などにより症状が出る場合もあります。

せん妄の症状

せん妄の症状は以下の通りです。

  1. 思考の混乱:言葉の混乱や、過去や現在の出来事が混同する

  2. 観念的な混乱:自分の状況や周りの状況を正確に理解できず、現実感覚が喪失

  3. 言葉の障害:言葉の意味を理解できない、話し方が不明瞭になるなど

  4. 幻覚や妄想:視覚、聴覚、触覚などの幻覚や妄想

  5. 睡眠障害:起床時に混乱した状態である場合や、夜間に起きて活発になってしまう

  6. 行動の変化:落ち着きがなくなったり、興奮したり、攻撃的になる。

  7. 認知機能の低下:集中力や記憶力の低下

せん妄の症状は、認知症の症状と非常によく似ているため、認知症の方がせん妄を起こしている場合は気づかない場合も少なくありません。

認知症の症状とせん妄の見分け方

せん妄の兆候を見分けるために、以下のような点に注意してください。

  1. 突然の認知機能の低下: 急激に認知機能が低下したように見える場合、せん妄の可能性があります

  2. 現実感覚の喪失: 現実に対する感覚や理解が不正確である場合。例えば「自分が別の場所にいる」と感じたり、過去や未来にいると感じたりする場合があります。

  3. 思考の混乱: せん妄の症状には、言葉の混乱、過去の出来事と現在の出来事を混同することが含まれます。

  4. 幻覚や妄想: 視覚、聴覚、触覚などの幻覚や妄想を経験する場合があります。

  5. 睡眠障害: 起床時に混乱した状態である場合や、夜間に起きて活発になってしまう場合があります。

もし認知症の方がせん妄の症状を示している場合は、医療専門家に相談することが重要です。
せん妄は、原因が解決されると改善することが多いため、早期発見と適切な治療が重要です。

せん妄と認知症の症状に関する詳しいことは、以下のページにて詳しく紹介しているので「最近、利用者さんの様子がおかしいな」と心当たりのある方は、ぜひ読んでみてください!


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