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レアケース

特別養護老人ホームは行政との関わりが深いです。私が働いていた市町村では、行政が保護した高齢者の受け入れ先の病院がないと、特別養護老人ホームに特例で入所してきていました。

その中でも、私が驚いたレアケースをご紹介します。

(1)ボロボロのおばあちゃん
3年間どうやって生きていたのか誰にも分からない認知症のおばあちゃん。
食事はしていたようですが、とにかく汚い。ずっとお風呂に入っていなかったようです。認知症で理解力が低下し、初めての環境に大暴れ。みんなで押さえつけながら洗いました。髪の毛の油が固まって取れず、仕方なく台所用洗剤を使ったのは、いい思い出です。

(2)行き倒れのアジア系外国人のおじいちゃん
この人も大暴れのところをお風呂に入れました。名前も国籍もわからない。
何語で話しているのかもわからない。が、ジェスチャーで会話できるようになると意外と施設になじみ、ここで天寿を全うしました。おそらく広東語で話しているとのことでしたが、どこの誰だったんでしょうか。

(3)水を飲みまくるおばあちゃん
保護されたときは穏やかなおばあちゃん。しかし、精神疾患から常時水を飲み続けないと安心できない人でした。心臓に負担がかかるので、飲水を止め続けなくてはいけず、職員が疲弊していきました。結局精神科病院に入院しましたが、今も飲んでいるのでしょうか。

介護の現場って、本当に飽きません(笑)
人生観が変わるかもしれませんよ。

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