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自分を「撮る」

Kです。

人間は主観・感情先行な生物なので、冷静に判断してるつもりでも何だか上手くいかなかったり、思っていたのと違う結果になって

(こんなハズじゃ…)

なんて事がよくあります。

今回は自分を客観視する練習を1つご紹介します。

自分を「撮る」

やる事は2つだけ。

  1. スマホで自分を撮る

  2. 撮った写真を見る

以上。

誰にでも出来ます。

こんな事をいうと「ナルシスト」「自分大好き」と思われるかも知れませんが、そうではありません。

むしろ「自分が好きになれない」人や「コンプレックス」がある人に是非やってもらいたいアクションです。

なぜ「撮る」のか?

理由は簡単で

  • 自分を「客観的」に見れる

からです。

「それなら鏡で良くない?」

と思われそうですが、違います。

私のエピソードで説明します。

映像を観て愕然…

私は昔「バンド活動」をしていました。

バンド活動は楽曲を作るだけではなく「ライブ」をやってお客さんに観てもらうのがメインです。

音楽の練習スタジオはどの部屋にも壁一面に大きな「鏡」があって、自分たちの姿を観ながら練習ができます。

ライブ直前になると、ライブ本番を想定してリハーサルをします。

各々の演奏・パフォーマンスを観察して…

「ここはもっとこうした方がいい」
「2曲目と3曲目の間にMCを入れよう」
「曲の繋ぎが悪いから曲順を変えよう」
「ここは歌を聴かせたいから楽器隊はあまり派手に動くのを止めよう」

色々なことを話し合います。

自分自身も鏡で自分のパフォーマンスを観察して

(今の動きはカッコ悪いな…)
(この姿勢は映えるな)

色々と修正します。

そして「完璧だ!」と思い本番を迎えます。

散々話し合って、自分自身のパフォーマンスを研究して望む本番なので、完璧なカッコいいライブが…

…出来ないんですよ。。

お客さんのノリもイマイチ…
何だかパッとしない…

後でライブを撮影した映像を観て愕然…

(何だこの挙動不審な奴は…)

(終始ソワソワしてて落ち着きが無い…)

(どや顔してるが完璧にスベッてる…)

(動きが曲に合ってない…)

あまりの自分のダサさに絶望して
2週間くらい凹みました。

鏡を観て、頭の中でもイメトレして、完璧だと自信を持って臨んだ本番がこの有り様…

この時に痛感しました。。

撮って観ないと解らない…

  • 鏡=主観

  • イメトレ=主観

脳内バイアスがかかって
自分がカッコよく見えてしまいがち。

写真、映像は…

  • 客観

第三者視点のありのままの自分が見えます。

お客さんに喜んで貰うためには中二病的な脳内イメージではなく
ありのままの自分が格好良くなければ駄目なのです。

落胆して以降、ライブ映像を穴が空くほど観察しました。

そして色々なことが解ってきました。

  • ソワソワしてて挙動不審

  • 俯きがちで猫背に見える

  • 横向くことが多く自信無さげ

  • メリハリなく動き過ぎ

ライブをしてる最中は「オレ宇宙一カッコいい!」と悦に入っていたのに、映像を観ると素人っぽさ丸出し…

自分がダサいポイントを1つ1つリストアップして、改善していきました。

  • 低く構えるより前を向いて堂々と構えるほうが存在感がある

  • 下を向かずライブハウスの一番奥のあたりを見て演奏すると映える

  • 自分の見せ場、バンド全体で盛り上げたい場面以外はボーカルを立てて控え目に

  • どんなに激しくパフォーマンスしても顔の表情は変えないほうがオーラが出る

パフォーマンスに限らず

(この衣装は映えないから変えよう)
(手元にアクセサリーがあるほうが見映えが良いな)

様々な方面から改善しました。

試行錯誤をくり返していくうちに
自分の動きと脳内イメージが合致するようになりました。

以前は脳内イメージ、実際の動きのギャップが大きく違和感MAXでしたが、慣れてきてからはパフォーマンスをしながら

(こう見えているだろうな…)

と解るようになり映像を確認した時も

(やっぱりな)

と思えるようになりました。

そしてバント活動晩年は「アイツのパフォーマンスがバンドで一番カッコいい」と言われる機会が増え、映像を確認しても

(あぁ、この人かっこいいな)

と思えるようになりました。

(ボーカルより目立つベーシストもどうかと思うが…)

私服の写真を撮ってみる

私はX(旧Twitter)によく私服の写真をアップしています。

ナルシストと思われているかも知れませんが実はそうではなく

  • 自分を「客観視」する練習

です。

家で鏡を観て「うし完璧!」と思っても写真を撮ってみると

(なんかダサいな…)
(この服とズボンは相性悪いな…)
(靴はアッチのほうか良かったな…)

色々な気付きが得られます。

X(旧Twitter)と同じ写真を誰も見てないInstagramにもアップしていて、たまに過去のコーディネートを確認します。

面白いことに、撮影した当時はベストバランスと思っていたコーデが

(ダサっ…)

って思って投稿削除したりしてます。

これも続けていくとだんだん脳内イメージと合致するようになり、写真を撮らなくても

(今日は問題無いだろう)

と解るようになります。

そんな服装で初対面の人に会うと

「お洒落ですね!」

誉めて貰える機会が増え、言われた自分自身も嬉しさと同時に

(まぁ、そうだろうな)

と思えるようになります。

イメージと実物、主観と客観のすり合わせが出来てくると

(こんな筈じゃなかった…)

って凹む機会は激減します。

自分を「撮」ろう

容姿、体型、髪型、ファッション

自信がない人は…

  • 自分を「撮る」

ぜひ試してみて下さい。

慣れてないうちは毎日「黒歴史」見てるようで地獄ですが、慣れてしまえば大丈夫です。

自分を客観視できる能力は
社会生活でも確実に活きます。

ちなみにサムネ写真は昔の私です。

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