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お金って、そんなに必要?

日本人って「お金」好きよね。

日本人って「お金」好きですよね。

そのくせ…

・稼ぐ方法
・増やす方法
・支出減らす方法

とかには興味無いですよね。
不思議で仕方ありません。

かくいう私も「お金」は大好きです。

「増やす方法」「支出減らす方法」については、人よりは少し詳しいです。

ただ「稼ぐ方法」については、こんな方法があるという知識はありますが、スキルは殆どありません。

それは私が「稼ぐこと」に
興味無いからだと思います。

「お金」大好きなくせに「稼ぐこと」に興味無いって、矛盾してね?

と思う方もいるでしょう。

そこで、今回は私の「お金」についての考え方について書きます。

なぜ「稼ぐこと」に興味無いのか?

これは父親の影響だと思います。

父は昔から…

あまり金金言うな。
仕事は人のためにするものだ。

と言ってました。

思春期はウザかったし、成人後もこの考えは嫌いでした。

「お金稼ぎは汚いことだ」
「慎ましく生きるのが素晴らしい」

日本特有の価値観だけど
逆にいえば思考停止。

貧乏人の言い訳に聞こえました。

実際、この価値観で生きてきて、お金に困ってる人を身近でけっこう見てきました。

ただ、父親が違ったのは
彼は人より稼いでました

・年収1300万円

大学の先輩に誘われ、ベンチャー企業の立ち上げに参加。

軌道に乗るまでは極貧で、私の幼少期は新聞の集金に居留守を使うような時期もあったとの事。

ファミリーカーも、坂道で止まりかけるようなポンコツでした。

そこから努力と天性の営業スキルで事業を軌道に乗せ、自分の稼ぎだけで息子2人を私立大学まで出しました。

加えて博才(?)があり、パチンコ&麻雀で勝ちまくり、財布には常に30万円くらい入ってました。

ただ、お金にも贅沢にも、全く興味のない人でした。

服はイトーヨーカ堂の衣料品売り場のセール品。

高級車、高級時計、ブランド物…
全く興味ありませんでした。

パチンコで1日10万円負けても、一切気にしてませんでした。

これは、今も変わりません。

貯金ほぼ「ゼロ」

彼は、贅沢には興味ないものの、貯金にも全く興味がありません。

母と結婚する前に「結婚資金として1年で100万円ずつ貯めよう」と約束して1年後…

・母:100万円
・父:5万円

というグズっぷりです。競馬とかで負けたんでしょう。

そんな有り様なので、今でも殆ど個人貯金はありません。

たぶん下手な大学生よりありません。

それにも関わらず、家族には一切苦労をさせず、家計には一切手を付けず、借金をせず、今日に至ります。

彼曰く、お金は…

必要な時に、必要なだけあれば良い。

との事。

実際にそれでやってきた結果なので、説得力があります。

お金無い時も変わらない。

そんな父ですが、収入がピークだった頃、創業者の先輩と折り合いがつかず、仕事を辞めてしまいました。

収入は殆ど無くなり、一時はマジでお金がヤバかったそうです。

母曰く、私と弟が社会人になり、学費負担が無かったから辛うじてやっていけてたとの事。

父無職、母専業主婦、弟無職、私は営業職を退職して無職。

そんな時期がありました。

ちなみにその時期に…

こんな全員暇な時間は人生で2度と無い。

という理由で、家族4人で一週間オーストラリア旅行へ行きました。

今思うと、だいぶブッ飛んでます。

父はその後、某運送会社で派遣社員として働き始めました(というかバイト)

時給は最低時給ギリギリ。

今でもその仕事を続けています。

仕事の収入だけなら、今の私の1/3もないと思います。

でも、年収1300万円の時と全く同じ生活をしています。

むしろ、今のほうが楽しそうです。

流石にパチンコは止めたそうです。

たぶん母が凄い。

ハッキリ言って父は、世間のマイホームパパ像と比べたら、だいぶ破天荒です。

新婚早々、私が母のお腹にいる頃、毎日のように徹夜麻雀して帰って来なかったような奴です。

私の小学校時代くらいまでそんな感じで、子供の頃、父親という生き物は基本家に居ないものだと思ってました。

母は地主農家の長女
言わば「お嬢様」です。

箱入りです。

結婚当初、父の行動全てが理解できなかったそうです。

大丈夫です。
理解できたら変態です。

その後たぶん

コイツはこういう奴だから
自分は自分なりにやろう。

と思った母は、お金がある時もない時も、淡々としていました。

息子である私が、父が稼いでお金があった頃と、無かった頃の区別がつかなかったくらい、生活は常に一定でした。

母も父同様、贅沢に興味が無い人でした。

女性なので、男よりは服・バッグ等、人並みに欲しいものはあったそうですが、それは自分がパートで稼いだお金で買ってました。

父が仕事を辞めて極貧だった頃
パートで家計を支えていました。

父はたぶん、母と結婚してなかったら、3回くらい人生詰んでたと思います。

「お金」は必要な時、必要なだけあればいい。

そんな両親に育てられたもので、私もその価値観をガッツリ継承してます。

(※洗脳ともいう)

介護職は他業種より収入が低く
手取15万円という時期もありました。

今は生きるために必要なもの、趣味のものは、値札気にせずに買えるくらいの経済力がつきました。

値札気にせずと言っても、私も両親同様、いわゆる贅沢に興味無いので…

・高級車
・高級時計
・ハイブランド
・ランボルギーニ

みたいな物欲はありません。

私が生きていく上で必要な「お金」なんて、たかが知れてます。

加えて、資産形成もできる範囲でやっているので、今のペースで普通にしていれば、老後資金も心配ありません。

住宅ローンはありますが、不動産価格は買値を上回ってるので、最悪は売却すればローンはチャラ、寧ろ数百万円プラスです。

現時点で必要な「お金」は確保できるから

・副業収益で本業越えたい
・事業一発当てたい
・FIREしたい

みたいな考えが一切ありません。

既に人生で欲しいものは全部手に入れたので、あとは残りの時間(“余生”と呼んでます)を、のんびりマッタリしたいだけです。

もし、お金が必要になったら
その時考えて動きます。

そんな感じです。

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