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介護現場で働く日本語教師⑦

こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。

今回は介護士が抱える共通の?
悩みについて書きます。

最近、これから開講する外国人介護人材の
クラスのためのプレースメントテストを
しています。

プレメンの中で
「介護の仕事をしていて
 難しいこと、
 大変なことはありますか」
と聞いています。

多くの学習者が

腰と肩が痛いです」

と答えています。

そうなんです。
介護の仕事をしていると腰と肩をやられる人が
多いです。

私も最近、整骨院に通い始めました。
腰が悲鳴を上げてきたので、ひどくなる前に
予防のために整骨院に通っています。

さて、どうして腰と肩が痛くなるのでしょうか。
学習者に理由を聞くと、
重い利用者がいて、移乗の時に腰が痛くなると
答える人が多いです。

これを聞いて、共感する介護士は
多いのでしょうか。

私にとってはあまり共感できる話ではありません。
私は移乗をする際に利用者を持ち上げたり、
腰を痛めるような介助をしていませんから、 
移乗で腰を痛めたことがありません。

ちゃんと介護技術を使えば、そんなに腰を痛めることはないように思うのですが、
どうなんでしょうか。

ちなみに私の施設の職員も腰を
痛めている人が多いです。
私の施設の職員も移乗で腰を痛めている人が
多いようですが、他のスタッフの介助を 
見ていると、腰を痛めている原因は 
介護技術に問題があるような気がします。
利用者を上に持ち上げたり、腰を痛める介助を
していますね。

私の施設は介護技術に関する研修がありません。
ですから先輩に教わったことが全てです。
先輩が下手な介助をしていると、 
それを教わった新人は苦労することになります。

もしかしたら、施設でちゃんとした介護技術を
教わっていないので腰を痛めている人が
多いのではないかと思ったりします。

今度、学習者の施設で介護技術の研修があるか
聞いてみようと思います。

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余談

私も腰を痛めているのですが、
原因は移乗ではなく手抜き介助が原因です。

おむつ交換をする際にベッドのギャッチを
上げて行うのがセオリーですが、  
ギャッチを上げずに中腰で介助をすることが
あります。

これが続くと腰に負担がかかり、
腰を痛くしてしまいます。 

いま、私の働いているユニットは職員に欠員が
出ており、少ない人数で満床の利用者の介助を
しています。

ベッドのギャッチを上げるのは時間がかかるので、
少しでも時間が欲しい時はギャッチを上げずに
中腰で介助をしています。
現場は大忙しになることがしばしばで、
少しの時間でも惜しいと思ってしまいがちです。

ちなみにちゃんとギャッチを上げて介助をすると
腰を痛めることはありません。

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