介護の日本語 授業準備で困ったら②
前回の続きになります。
介護の日本語の授業準備をしていて困ったら、それが日本語教育として解決できることなのか、介護の専門領域で、日本語教師が触れない方がいいことなのか一歩立ち止まって考えてみると書きました。
では、授業準備をしていて、調べてみてもわからない、または、介護の専門領域の問題がでてきてしまったらどうしたらいいでしょうか。
私はいつも宿題にすることにしています。
学習者に「施設の人に聞いてきてください。来週みんなに教えてください」
と宿題にしています。
介護の専門領域に関しては施設にたくさん専門家がいますので、聞いてきてもらいます。施設の方とのコミュニケーションのきっかけも作れますし、調べてきたことを発表するので話す練習にもなります。これから介護福祉士国家試験をうけるのであれば、自分で調べ、自ら学ぶ習慣が必須になってきますので、自律学習をしていくきっかけ作りにもなります。
宿題にしてみることは授業中の学習者の質問にも使えます。
例えば、先日の授業で
「お風呂に入ってはいけない血圧はどのくらいですか」と聞かれたので
「来週までに、みなさんの施設のお風呂に入っていいバイタルを調べてきてください」と宿題にしてみました。
このぐらいの質問ですと、教師として即答することもできますが、自分で調べたことの方が忘れません。自分で調べて学んでいくきっかけづくりになると思ったので、宿題にしてみました。
授業準備をしていて、調べてみてもわからない、または、介護の専門領域の問題がでてきてしまったら、宿題にするというのも一つの手だと思います。
私が作った教材です。
よろしければご覧ください。
https://peraichi.com/landing_pages/view/kaigokyozai
https://aileron.hp.peraichi.com/kaigo-movie
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