病院にて

母を連れて、
近所にある認知症外来をやっているクリニックに行った。

ま、そうは言ってもね。
大丈夫っしょ。

この時はまだ気楽に構えていた。
医師の診察で、
物忘れが酷いという話をした。
「念のため、頭部のMRI撮ってみましょう」
と、医師は言った。

今にして思えば、
MRIの設備がある病院でよかったなと思う。
画像を見て医師が言った。

海馬が40〜50％程度、萎縮してますね一瞬、何のことか

そういう病気だってわかっていたけど。
ついに疑われるようになったよ。
わかっちゃいるけど、やっぱりつらい。

最初の異変

それに気付いたのは、2018年の暮れ。
兄弟達が帰省して、
久し振りに賑やかな食卓を囲んだ後。
普段から温厚な弟が、
酎ハイを飲む手を休めて訝しそうに呟いた。

おかん、おかしくね？普段から言い間違いとか、物忘れとか。
割と普通だったので。
同居してる姉の私は
そこまでおかしいと思わなかった。

え？そうかな？
割といつもあんな感じよ？

この頃はね、
そういうのは年齢からくるのものだと思っていた

はじめに

初めまして、あおいです。
母の介護についてのあれこれを
忘備録的な形で記していきたいと思います。
私の思いも過分に入ると思いますが、

あくまでも記録

なので、包み隠さず書いていくつもりです。
いろいろな考え方があるかとは思いますが、
コレもひとつの選択だと思っていただけたら幸いです。