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Swift Playgroundsのアップデートが止まっているので妄想してみる

現在Swift Playgrounds(以下Playgroundsアプリ)のアップデートが止まっています。
最新の3.3.1が対応するSwift言語のバージョンは5.1です。

現行のPlaygroundsアプリ(3.3.1)は最新のOSで問題なく動作し、iOS 13向けのSwiftUIも試すことができます。

Playgroundsアプリだけ更新が止まっている

最新のXcode 11.6はもちろん11.4から既にXcodeではSwift 5.2に対応しています。
これまではXcodeのアップデート後にそれほど時間を置かずにPlaygroundsアプリもアップデートされ最新バージョンのSwiftが利用可能でした。

Playgroundsアプリのリリースノートには3.3.1さえ掲載されてなく、3.3が最新です。

2020年4月に3.3がリリース、7月に3.3.1にマイナーのアップデートがありました。
Xcode 11.4は2020年3月リリースです。

Mac版のPlaygroundsアプリがリリースされ、iPad版と同時に3.3、3.3.1とアップデートされ『いつSwift 5.2に対応するか』と待ち構えていましたが気が抜けてしまいます。

幸いSwiftのバージョン 5.1と5.2は大きな違いはなく、現在のPlaygroundsアプリでもSwiftUIも動かすことができるので実害はほとんどないのですが、問題なくリリースできるであろSwift 5.2対応版を出さないといろいろ勘ぐりたくなります。


WWDCでSwiftUIの強化が発表された

WWDC2020からずいぶん時間がたっても新バージョンが登場しないのは、やはり新たな形で登場を期待してしまいます。

Mac版Swift Playgrounds』にも書きましたがPlaygroundsアプリはXcodeのPlayground機能から大幅に機能アップして誕生しました。

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このような飛躍が(特にSwiftUI関連で)ないはずはありません!
むしろほぼ確実にSwiftUIをメインにした新バージョンが期待されます。


Playgroundsアプリのさらなる飛躍は確実?!

WWDC2020で発表された数々のSwiftUIの強化を生かす別アプリになるかもしれません。
仮に『PlaygroundsUI』とでもしておきましょう(笑)。

iOS 14とmacOS 11以降専用アプリの『PlaygroundsUI』はプレビューと同様の機能をiPadで使えるアプリになって欲しいですね。
そうなると、これまで行単位で手軽にSwiftのコードを試すことのできるPlaygroundsアプリが、画面単位で手軽に試せる開発環境となります。

そのままアプリをビルドしてストアにアップできるようになれば最高です。
セキュリティ面などクリアするべき課題はたくさんありそうですが、その方向へ進んで欲しいものです。

SwiftUI用の『PlaygroundsUI』は必ずSwiftUIの決定版の教材と同時にリリースされるはずです。
Playgroundsアプリが「コードを学ぼう」と同時に登場したように。
コードを学ぼう」の完成度に匹敵する完成度のSwiftUI教材は、開発環境以上に準備(企画・試作・評価・各国語にローカライズ)にはかなりのパワーが必要でしょうね。
Playgroundsアプリのアップデートが止まっているのは、教材作りにパワーをさいていることが原因のひとつかもしれません。

SwiftUIのチュートリアルもWWDC後も更新されていませんね。
こちらはXcode 12の正式リリース待ちなのかもしれません。


XcodeのiPad版より先にPlaygroundsのSwiftUI版?

XcodeのiPad版も期待されています(一部ではかなり前から)。
でもPlaygroundsを強化しアプリを作れるツールにする方がiPad向きで、より早く実現するように思います。
しかもほぼそのままmacOSでも実行できるアプリになります。

アプリを作るためのSwiftUIの強化は今年のWWDCで発表されています。
つまり必要な条件がみごとに揃っているのです!
妄想が止まらないはずです(笑)。
もう数ヶ月楽しみに待ちましょう。


Playgroundsで試すSwiftUI

現在のPlaygroundsアプリで試すことのできるSwiftUIの記事は二つのマガジンにまとめています。
有料記事ですが前半は試読できるのでぜひ読んで実際に試してください。
これまでのSwiftUIの記事の逆引きインデックス『逆引きSwiftUI』は無料公開中です。

Mac版Swift Playgrounds』の記事は『プレイグラウンドでSwiftUI』マガジンで読めます。


Playgroundsアプリを活用しよう

現在のPlaygroundsアプリとその教材である「コードを学ぼう」はプログラミング未経験者に最適です。
アプリ作りに関心があるならまず「プログラミングに向いているか」を試してはいかがでしょう。
理系か文系かよりもプログラミングを「楽しめるか」どうかが注目ポイントですよ。
親子で楽しめることも「コードを学ぼう」の特徴のひとつです。

SwiftUIだけでなくSwift言語でプログラミングを体験し試すのに最適で、iPadでもMacでも使えるPlaygroundsアプリを活用してください。

今後も記事を増やすつもりです。 サポートしていただけると大変はげみになります。