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お金

今回は海外ニートの僕がどう生活費を捻出するかの話だ。

スペインの生活自体にお金はあまりかからない。
出費に少し気をつけながら、毎日自炊をすれば
月500ユーロ程で不自由無く暮らせる。
10万円あれば十分だ。

「10万円の給付金、何に使う?」
 最近見かける羨ましい台詞だが、スペインにそれは無い。

休業補償はあるものの、
ビザも雇用契約も切れている移民に給付金などは当然出ない。

知人はタイピングなどのノマドワークやブランド物の買い付け、観光案内などで生計を立てていたが、今の状況では厳しそうだ。

他にもプログラミング、Webデザイン、翻訳などの仕事もあるが、
恥ずかしながら僕はキーボードを指一本で打つような人間だ。
当時高卒の僕でも簡単に就職できた料理の仕事を生業と勘違いして、
ろくに他の事を勉強してこなかった自分を呪うしかない。
無論、この記事も指一本で打っている。

この3ヵ月間、そんな僕でもできそうな事を考えて実践してみた。
結論から言うと、どれも大した収入にはならず貯金を切り崩しているのが現状だ。
だが少しでも収入があるのと、無いのとでは精神的安定感が全く違う。
いつものケバブサンドにチーズをトッピングできるのだから。


FX 為替トレード

真っ先に思いついたのはこれだった。
数年前に使っていた外貨両替用の口座に、たまたま600ユーロほど残っていたので、
半分を日本円に戻し、為替トレードに運用している。
リスクに晒せる資本金が少ないため、利益も大したことないが、たまに負けつつも順調に増えていっている。

商売の本質的な部分が詰まっているので、この期間を費やして学ぶ価値があったと思う。


家にある物を売る
 
これもある意味で投資だ。安く買って高く売るのが理想だ。
使わない自転車とスケボー、ビンテージ物のエプロンなど
どれも中古で購入、または貰い物でWallapop というスペイン版メルカリのようなアプリで200ユーロの利益が出た。

さらに売るためのコツもある。

①需要や相場を事前に確認して値段設定する。

②値切りを想定して予め高めの値段をつける。

③商品価値を上手く伝える。

この3つは押さえておきたい。


スーツを着た実績のある人間が、こんな事をセミナーで謳えば
仕事として成り立ちそうだが、全身タトゥーの海外ニートには無縁の話だ。


YouTube 

この緊急事態宣言中、かなりの新規参入者が収益化を目指して現れたのでは無いだろうか?
皆なんとかして稼ぎたいのだ。

それに伴いYouTube収益化関連のノウハウ動画もかなり増えたように思う。恐らくこの人達からすればボーナス期間の様な状態だっただろう。
 
僕自身も色々な動画を漁り、アイディアを練ってみたが、正直かなり難易度が高い。
視聴回数や登録者数云々の前に、発信したい事が無いのだ。
そもそもYouTube自体あまり観ない。   
しかしリサーチを繰り返している間に自身のある変化に気付いた。

何か情報を得るときに、その裏に何があるか、
受け手とは違う作り手側の視点でモノを見るようになった事だ。
その配信者の強み(トーク力、見た目、スクリプション、カメラワーク、編集など)に目を向け、どういう視聴者層を狙っているかなどを考えるのだ。
違う視点で観てみるとクソみたいな動画も途端におもしろくなってくる。


YouTubeは原価をかけること無く収益を上げられるコンテンツとしては
とても興味深いので、もう少し向き合っていいアイディアが浮かべば、
真剣に挑戦してみたいと思う。


いつの日かこの記事を読んだ方が僕の作った動画を楽しんでくれれば幸いだ。


海外ニート脱出(もしくはYouTuber)への道のりは長そうだが、このプロセスを今はまだ楽しみたい。

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