【まんが少年日々記】20話 フクギの葉っぱの飛行機ど~【コラム】
当時、福木(フクギ)は屋敷内の防風林としてありがたがられた。
小学校の校外写生授業では、ほとんどの生徒の画用紙に福木は描かれていた。
それほどポピュラーな石垣積みの塀とセットな住宅地の光景だった。
福木は夏に大きさがピンポン玉状の緑の実をつける。
食べれない実は熟れて黄色くなり木のまわりに落ちては腐り、ハエがたかって辟易の夏の風物詩。
そんな光景が近代建築の屋敷では見当たらなくなってひさしい昨今。
コンクリート建築のおかげで台風の強風に多大な気をくばる必要性もなくなり、屋敷