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在宅の援助について。ケアマネ研修に参加して③
研修に参加してビックリしたのが「認知症で独居の方」意外と多いことです。
事情は様々で、子どもさんがいない方、近くに家族や親戚がいない方、経済的に施設は難しい方、等々です。
症状も様々で、全然わからないくらい元気な方や、体調が優れずまわりの事を行うのが難しい方もいらっしゃいます。
この方々を支えているのが居宅のケアマネさんを始め、訪問介護さんだったり、通所系の事業所さん達です。
ケアマネさんがモニタリングに行ったら「気をつけて帰るんよー」て外に送りに出てくれて、そのまま家に帰れなくなってしまう方。
気が向いたらタクシーで出かけて帰れなくなる方。
夫婦一緒に出かけたと思ったら、ちょっと目を離した隙に隣の市まで自転車で行っちゃった方。
私が見学させていただいた事業所では、失踪してしまわないようにと、ケアマネさんがモニタリングから帰ったら電話をかけて確認したり、近くを訪問する時にのぞいたり、ヘルパーさんやデイを利用して、1日に1度は誰かがのぞいている状態を作っているとのことでした。
時にはタクシー会社さんとも連携しているのと事。
話を伺いながら、ここまでたくさんの方が1人の人を支えているのかと驚きました。
そして感じたのは、ここまでのサポートをしているのに居宅ケアマネさん、訪問介護の報酬がとても低いと言うこと。
特に今回の改訂では、在宅介護を中心で支えている人たちが苦しい思いをしている。
訪問介護の報酬の引き下げにより、訪問介護か苦境に立たされたり。
介護職員の処遇改善をとした改訂により、居宅ケアマネよりも介護職員の給料が高くなるという現象も見られているとのこと。
それならばと国も居宅ケアマネが担当できる上限人数を44件までOKとしたようだが、現在の仕事量を考えると、簡単には件数を増やすことはなかなか難しいのではないか。
合わせて介護資格を取得するにはお金と時間が結構かかる。特にケアマネは更新が必要で、講習代は正直ビックリするものがある。
ちょっと割に合わないのでは?と感じたりもする。
今後も独居の方が増えたり、困難事例が増えていくと予想される。
かといって、様々な事情で、みんながみんな施設に入居できるわけではない。
国は在宅での看取りをと勧めながら、このままでは在宅での生活を支えて行くのはなかなか難しい状況になるのではないか…
介護離職を減らしましょうといいながら、支える人材がいなくなってしまう現状に、関心度が少しでも上がればいいなと思う。
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