社会人入試の面接対策
最初に、別の記事でも書いた部分を再掲しますね。
よく訊かれること
①在職中の方や、家事育児をしている方は、
「学業と両立できますか?」
その根拠を示しましょう。
例えば、
兄弟姉妹がいて、介護をサポートすると約束してくれている。
一年間の休職をする予定で、申請した先輩も何人かいる。
②社会人の経験が十分にあって、その経験を生かして、還元して、
「周囲の10代後半の学生にいい影響を積極的に与えられますか?」
社会人の視野の広さ、お金や人がどう動くかなど、その人の経験を生かした意見を言えるか(小論文なら書けるか)どうかを見たいんです。具体性や実現性のない理想だけではいけません。
社会経験を生かして周囲の20歳前後の学生と協働しながらリーダーシップを発揮してほしいので、孤立孤独孤高の研究者を目指すという姿勢の人は、たぶん受け入れられにくいと思います。経験を還元してほしいんです。
③「社会に戻ったら、どうやってこの経験を還元しますか?」
社会人入試は、社会に戻ることを前提にしています。
当然、大学で学んだことを社会にも還元してほしいので、大学で何をどう学ぶか、卒業後にどう生かすかを含めた学習計画を立てていることを前提にしています。主体的、積極的ということです。
「将来は映画関係の仕事に就きたいと思っています」というような高校生、高卒生と違って、はっきり具体性のある回答を求めているようです。
「すでに映画の助監督の仕事をしていて、自分にはシナリオを書く能力が不足しているということを痛感しています。そこを埋めるために、貴学を志望しております。卒業後は、自分で描いたシナリオで映画を監督したいと考えています。」
これくらいの具体性は欲しい、かもしれません。
学士の資格(大卒)を持っていないので自信をつけるために大学に入りたい、学士だと給与が上がる、キャンパスライフを満喫したい、昔の第一志望だったというその人にとっての本当の理由はあるかもしれません。面接ではそういうことをあえて言葉にする必要はありません。なぜ、なにを、大学で学びたいかを伝えましょう。
模範解答を書いてみて、「他の大学に言ってもおかしくない」「他の人が言ってもおかしくない」というような回答は書き直しましょう。
その大学のアドミッションポリシーなどを読み込んで、この大学ならではの回答、自分ならではの回答にしましょう。
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